湊
湊
玲奈
湊
玲奈
湊
湊
湊
湊
玲奈
玲奈
玲奈
湊
湊
湊
湊
だって今会いたいから
離れているのを 我慢したくないから
湊
湊
湊
湊
湊
湊
湊
振り向いた顔は ずっと見てきた 彼女の顔で
玲奈
でも
見たことがないくらい 儚げで頼りなくて
湊
湊
玲奈
玲奈
僕は
玲奈
ほとんど無意識に 彼女の耳に触れた
そのまま指をなぞらせて 火照った頬を撫でる
湊
玲奈の 鼻の頭がみるみる 朱に染まっていくのがわかった
湊
湊
震えるまつげの先に 溜まった雫が 今にも零れそうで
湊
それを拭おうと 指を伸ばしたとき
僕は 自分の手が ずっと
震えていたことに 気づいた
湊
湊
湊
湊
湊
玲奈
玲奈
玲奈
湊
玲奈
涙の落ちる音が 聞こえるくらい 近くで見つめていた
こんなの、初めてだよ
どうしたらいいかわからない
ただ もっとずっと 近づきたくて 離れたくなくて
玲奈の背中に腕を回した
湊
なんで こんなに 暖かい気持ちに なるんだろう?
大事にしたい 傷つけたくない 泣かないでほしい
いろんな感情が渦を巻いてる
湊
回した腕にそっと力をこめて そのままぎゅっと抱きしめた
湊
湊
彼女の 少し汗ばんだ額が 首筋に当たって
上気した顔が熱くて 呼吸がずっと荒くて
玲奈
玲奈
玲奈の腕が ゆっくりと 僕の背中に回されて
ただもう
それだけでよかった
湊
湊
別に 初めてじゃないのに まるで 初めてみたいに
僕達は
震える唇をそっと合わせた
ああ
キスって気持ちいいんだな
知らなかった
彼の肩に頬を埋めて そんなことを考えてた
玲奈
玲奈
湊の 匂いや息遣いを 間近で感じて
これまで 当たり前に思っていたものが たまらなく愛しくて
好きで好きで仕方がなくて
なくても大丈夫なんて もう思えないってことを
私はようやく理解した
「好き」 って気持ちは
試してみることも やり直してみることも
できないってことを
玲奈
玲奈
玲奈
玲奈
玲奈
湊
湊
湊
玲奈
玲奈
湊
湊
湊
湊
玲奈
玲奈
湊
玲奈
湊
湊
湊
玲奈
湊
玲奈
湊
玲奈
玲奈
玲奈
湊
湊
玲奈
玲奈
玲奈
玲奈
湊
湊
湊
玲奈
湊
湊
湊
玲奈
湊
湊
玲奈
玲奈
湊
玲奈
玲奈
湊
玲奈
コメント
1件
とりあえず終