この作品はいかがでしたか?
507
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チャイムが鳴り響いたその瞬間
気づいたらあの、屋上へと走っていた
周りの目など、気にせずに
乱れる息と、鼓動がやけにうるさかった。
走り続けたその先には
目の前には
――あのドアがあった
ドアノブに手をかけ
ガチャリという解除音の先には
何も無かった。
正確には、君がいなかった
僕
僕
気がついたら頬が濡れていた
走っていた時の感覚が蘇る。
我武者羅だったんだなぁ
あの頃の、さっきの僕は
また、乱れる吐息と鼓動がうるさい
今度は、嗚咽も混じっているから
余計に
何分経っただろう
空を見ると、日が向こう側へ向かっていた。
思考を整理した僕は
ここにいても無駄だと悟り、重い体を持ち上げた
上手く動かない足を引きずり
昨日みたいな日常に
現実に戻ろうとしていた。
夜、ベットで考えたんだ
君が、忘れられないから
よく考えたら何で屋上なんかに……
でも、居る気がしたんだ。
確証なんか無いのに
僕
思わず着いてしまったため息は
今日の疲労を暗に示していたのだろう。
いつの間にか重くなった瞼を閉じ
その瞬間、夢へと体を預けた。
思い出されるのは君との日々
もう味わうことすら出来ないであろうに。
その事を拒むように
また、望んでいない今日はくるんだ
でも、今は違う。
今を、明日を君とすごしたいんだ――
僕
なんて、誰にも気づかれないように
この声を君は、君だけは聞いてくれていたと思うと
自然と――
堪えようとしたその涙は、
1滴だけ
落ちてしまった。
今日もつまらない日々
これも君のせいなんだよ?って
いつか――
僕
教室に向かって放ったその言葉は
もう誰も聞いてはくれないんだ。
ゆっくりと時を刻む音が聞こえる。
そのリズムに合わせるかのように
足を動かし続ける。
猫
何処からか声が聞こえる。
それも――
猫
探していた君の声
僕
猫
正解か分からないけど、君に会えたんだ
次の瞬間、猫が消えていた。
僕
現実か、幻覚か。
それすらも考える余地のない……
心拍数が急上昇する。
君は……本当に居たの?
その日から毎日
似たようなことが起こった。
そんなある日…
僕
いつも居るはずの通学路
君の姿は消えていた。
僕
僕
可能性を望んでしまった。
君に、まだ会えるって
そう気づいた瞬間
僕は、走り出した
何度目かのこの音
ガチャリ
その扉の先には……
黒い君の姿
ではなく、人間の君
君
なんて、笑って迎えてくれた。
僕
君
これは現実
だと思いたかった。
久しぶりの再開に
君と、夢中になって話した。
コメント
7件
おはとも! ともみんです☆ さぁ!貴方様に挑戦状!どんとこいや! と言うことで。このアカウントは捨てます! (゜Д゜)ハァ?な貴方へ。新しいアカウントで。新しい私を。 見つけてもらえたら、好きになってもらえたら。 ともみんにもどります☆見つけたらともみん?とか聞いてね(笑) まぁ、理由は菜月のコメ欄でも見て(笑) と言うことで! アデュー&バーイ☆
ガンバルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!
がんばれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!