遥
えっと…お邪魔します…
真太郎
まさか家が隣なんてな
遥
ほんとだね
遥
でも…お母さんがいるから
真太郎
大丈夫、見つからないようにすればいい
遥
うん
真太郎
服とかは…俺のでいいか?
遥
あ…ちょっとだけ取りに行っていいかな、下着とか大切な物もあるから…
真太郎
分かった、飯の準備しとくな
遥
(。_。`)コク
タッタッタッ…
ガチャ
母
なんだ、帰って来たのか?
母
来るなって言ったよな!?
遥
…ものを取りに来ただけだよ、取ったらすぐ出ていく
母
…ッチ
見知らぬ男
どうした
母
元娘が帰って来たの
遥
だ、誰…その人
母
お前に言う義理はない
遥
…分かったよ
自分の部屋
遥
っはぁ…
遥
まさか再婚とか…
遥
ねぇ、お父さん
遥
私は…どうしたらいいの…?
呟いても答えてはくれない
遥
早く出よう…
必要最低限の物と
父と私が写っている写真
勉強道具を持ち、あの家を出た
遥
はっ…お母さんは…私を見捨てたんだ
遥
酷い人だよ…
遥
昔は…とても優しかったのに…
遥
どうして…
ガチャ
遥
ただいま…でいいのかな
真太郎
あぁ
真太郎
目が腫れてないか?
遥
だ、大丈夫だよ
真太郎
そっか、部屋なら2回にある
真太郎
そこに荷物置いてリビング来て
遥
うん…
トントントントン
ガチャ
遥
ふぅ…
遥
ここが、これからの私の居場所…
遥
(なんだか…心が暖かい)
遥
どうしてだろう…
真太郎
そろそろ出来るぞー
遥
あ、今行く!
私が真太郎くんに恋をしていることを知るのはちょっと先
いつか、両想いになったその時はーーーー
次回、真太郎くんの家での出来事