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天才発明家が遺したアンドロイド【改訂版】

第2話 - 青い薔薇

312

2022年10月03日

#類愛され

#BL

#ミステリー

#ドラマ

#腐ロセカ

あかまる🍓🐾໊

彰人

………

彰人

クソっ、！

彰人

結局俺は…あの人のために出来る事が何もない、、

彰人

……っ、！

彰人

好きだけじゃ、救えない…っ！

冬弥

彰人、

彰人

冬弥！？

彰人

お前、杏のところ行ったんじゃ…

冬弥

忘れ物をした彰人を待っていた。

冬弥

…が、待たない方がよかったか？

彰人

…お前さっきの聞いてただろ

冬弥

ああ、聞いてしまったみたいだ。

彰人

…あーーーー、恥っず……

冬弥

…中で何があったかは聞いてないし、聞かないようにしよう。

冬弥

とりあえず、白石たちのところへ戻らないとな。

彰人

ああ、そうだな。ありがとよ

次の日

司

類ーー！今日も来たぞ！！

類

わぁ、司くん！

類

来てくれたんだね、ありがとう。

司

当たり前だ！

司

容態はどうだ？

類

段々と良くなってるよ。

類

まぁ、来週か再来週には退院できるってさ。

司

そうか！それはよかった！！

司

…お前がいなくなってしまったら、俺は一人ぼっちになるからな、

類

…大丈夫だよ。きっと、1人にはならない。

司

…そうか？なら安心だな！

類

うん。( *´﹀`* )

類

(ああ、僕は今まで、何度純粋な君を騙しただろう。)

類

(君を傷つけたくないから、どうしても平気で嘘を吐いてしまう。)

司

そうだ、林檎を持ってきたんだ。

司

食べられそうか？

類

うん、食べられるよ。

司

そうか、じゃあ剥くからちょっと待ってろ。

類

ふふ、ありがとう。

類

……ねぇ、司くんはさ、僕がもしいなくなっても、きっと生きていけると思うんだ。

司

なんだよ、急に……

類

…逆にね、君がいなくなると、僕は生きられない。

類

だから……

人生を諦めた

類

……ううん、なんでもないよ。

司

？？

司

おかしなやつだな。

司

何年居ても、天才ってのは分からんな。

類

ふふ、ありがとう

司

おお…よし、剥けたぞ

類

わぁ！うん、ウサギにペンギン…あ、キリンもいるねぇ！

司

ああ、お前こういうの好きだろ？

類

うん！食べるのが可哀想になるけど、

司

とか言いながら頭から食べるんだよな(笑)

類

ふふっ

類

司くんは、こういうの慣れてるの？

司

ああ、中学の時は咲希の見舞いばかりだったからな。

司

慣れって怖いよな。

類

…そうなんだ、妹さん、元気になって本当によかったね。

司

ああ。まだ色々と心配だが…

司

あと……慣れたと言ったが、大切な人が危険に晒されているという状況には、慣れんな。

司

だけど、多分、それにも慣れてしまったら、俺は終わりなんだと思う。

類

……そうか、

司

…お、長居しすぎたな。

司

また明日も来るからな！！

類

うん、ありがとう。また明日

類

ｺﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯ🩸

類

ﾌｩ、ﾌｩ…

彰人

神代先輩っ！！！

類

おや？東雲くん。

彰人

今日は練習休みなんで！！

彰人

来ました、っ！！！

類

ふふ、ありがとう。

類

それより、随分と急いでるようだけど、どうかしたのかい？

彰人

いえ……

彰人

…変なこと言っていいですか？

類

うん、構わないよ

彰人

…窓の外を見つめる神代先輩が…今にも消えてしまいそうな程綺麗だったんです。

彰人

だから、なんか体が勝手に……って、俺、今すげぇ恥ずかしい事言ってる！？

類

おや……

類

ふふ、君は本当に僕のことが好きなんだねぇ……

彰人

当たり前でしょ、しかも昨日言いましたよ。

彰人

…あ、もしかして信じてなかったんですか？

類

うーん、信じられなかった、かな。

類

てっきり嫌われてると思ってたからね。

彰人

……そうすか、

彰人

だけど、これでわかったでしょう。

彰人

俺が先輩の事好きって。

類

…ふふ、ああ。よく分かったよ。

類

けれど…僕も言っただろう？

類

君が好きだった、ってね。

彰人

…司先輩より、俺のがあんたを幸せにできますよ、

類

…残念だけど、僕にはもうあまり、時間が残されていないらしい。

類

ほら、これを見ておくれよ

彰人

っ！？

布団をめくると、神代先輩の服は血だらけだった。

彰人

は……？これって、

類

もちろん、僕のものだよ。

彰人

ちょっ…あんたこれ本当にヤバいんじゃ…

類

ふふ、今更何を言ってるんだい？

類

もう、余命はわずかだ。

彰人

…っ、！！

彰人

なんで…笑ってられるんですか？

彰人

怖いとか…まだ生きたいとか、ないんですか…？？！

類

……ないよ、

類

って、言ったら嘘になるけどね。

類

本当は、怖い。

彰人

やっぱり…っ

類

それと、後悔もしてるんだ。

類

なぜ僕は人生を諦めたんだろう、ってね。

彰人

そうですよ…なんで諦めたんですか！？

類

それは……

冬弥

彰人！！

彰人

！？

彰人

冬弥……！？

類

おや？青柳くん、昨日ぶりだね。

冬弥

神代先輩、お邪魔します。

冬弥

容態は……？

類

うん。元気だよ。

冬弥

…先輩、

冬弥

俺が全部聞いてしまってたら、先輩は俺も頼ってくれるんですか…？

彰人

は！？お前聞いて……

類

…そうだねぇ…

類

という事は、君も聞いてしまったんだね。

冬弥

はい…すみません、

冬弥

盗み聞きするつもりはなかったんですが…

類

ふふ、構わないよ。

類

それを素直に言ってしまう青柳くんが好きだからね。

冬弥

ありがとうございます、

類

なら教えるよ。僕は腎不全だ。

冬弥

腎不全、

類

あ、これは君たち2人と、お医者さんしか知らないからね。

類

絶対に他の人に言わないでおくれよ

類

特に、司くんにはね。

冬弥

…どうしてですか？

類

…ふふ、なんでだろうねぇ、

冬弥

……そうですか、

彰人

つか、お前来るなら言えよ。

冬弥

いや……そうだな、すまない。

彰人

？

看護師

すみません、お時間です。

類

おや？もうか。

類

2人とも、来てくれてありがとう。

彰人

いえ……

冬弥

これくらいしか、出来ないので、

類

ふふ、あ、そうだ！

類

頼み事をしてもいいかな？

彰人

っ、！はい！！

類

あのね、次来る時に、青い薔薇を持ってきてくれないかい？

彰人

青い薔薇……？

冬弥

神代先輩、それは……

類

…頼むよ。

冬弥

……はい、

冬弥

彰人、行こう

彰人

は？

冬弥

いいから。

類

ふふ、ありがとう。青柳くん

類

東雲くんも、ありがとね、

彰人

…？

彰人

っ、おい！冬弥！！

冬弥

……

彰人

なんだよ、

冬弥

彰人……神代先輩は、もう来るな、と言ったんだ。

彰人

……は？

彰人

どういう意味だよ、それ…

冬弥

青い薔薇は、まだ発見されても、開発されてもいない。

冬弥

それを持ってこいって事は？

彰人

……っ、もう、来ないでいい、、

冬弥

そういう事だ。

彰人

なんで……

彰人

せっかく、頼ってもらえたと思ったのに……

冬弥

…彰人、

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類くん本当は〇ぬの怖いんですね。けど人間は平気がってても内心は怖いということがよくありますよね。青いバラ…？普通のバラと何が違うのでしょう。青いバラ、類くんの期間限定カードで持ってましたけど何か意味があるのでしょうか。気になります。花言葉今度調べて見ようかな…。関係ありませんけど司くん手先器用ですね。りんごの皮を剥いて欲しいぐらいです。慣れているんですね。咲希ちゃんが良く入院しているので。