ー中学校ー
関 千紘
関 千紘
千紘は部員たちにメニュー表を差し出す。
部員たち
部員たち
関 千紘
関 千紘
部員たち
部員たち
関 千紘
体育館が使えない日は廊下で筋トレをしていた。
関 千紘
部員たち
部員たち
関 千紘
関 千紘
千紘は部員たちに向かってニコリと微笑む。
部員たち
部員たち
関 千紘
千紘は部室の扉に手を伸ばす。
「まじわかる。関うぜーよなー?」
ピタリと動きをとめた。
関 千紘
「1人だけやる気満々で見てられねぇよw」
「わかるわ。ついていけないって」
「部員みんな迷惑してるのわかんないのかなー?」
「押し付けでアイツをキャプテンにしたの間違いだったな」
関 千紘
関 千紘
関 千紘
俺は
みんなのためになると思って
みんなと……バレーで勝ちたかったから__
関 千紘
千紘は唇を噛み締めながら、その場を後にした。
中学最後の試合。
千紘たちは1回戦で負けた。
……ピピピ
ピピピ…
関 千紘
千紘は寝ぼけながらアラームをとめた。
関 千紘
関 千紘
中学の頃、
みんなが僕をあんな風に思ってたって知ってから
どんどん自分に自信がなくなって
みんなに嫌われたくなくて
練習メニューも減らして、媚び売って、
その結果、最後には負けた。
ガチャ、とリビングへ入る。
関 千紘
母親
キッチンに立つ母親は千紘に向かって笑顔を向ける。
母親
関 千紘
母親
千紘は椅子に座って、テレビの電源をつけた。
「そして今日の最下位は__」
「さそり座のあなた!」
関 千紘
関 千紘
「何をしても上手くいかない日になるでしょう」
「そんな貴方を助けてくれるアイテムは__」
ブチッ……とテレビの電源を切る。
関 千紘
関 千紘
関 千紘
母親
関 千紘
母親
母親
母親
母親
関 千紘
僕だって、なりたくてネガティブなんじゃない
中学の時みたいにまた"失敗"するのが怖くて
最悪のパターンを考えて
保険をかけているだけ
「1番最悪じゃない」「まだマシ」……って
関 千紘
関 千紘
千紘はスマホを取りだし、メモアプリを開いた。
関 千紘
千紘は今朝の夢を思い出した。
関 千紘
ー午後の部活ー
関 千紘
部員たちは千紘の元へ集まる。
柳家 克樹
関 千紘
関 千紘
関 千紘
水木 陸
佐倉 蒼汰
森坂 雛
関 千紘
千紘は練習メニューを伝えた。
関 千紘
すると皆は首を傾げた。
その光景にドキッとする。
関 千紘
関 千紘
柳家 克樹
関 千紘
水木 陸
関 千紘
水木 陸
水木 陸
関 千紘
佐倉 蒼汰
佐倉 蒼汰
森坂 雛
森坂 雛
克樹は千紘の頭をガシッと掴んで勢いよく撫でた。
関 千紘
関 千紘
水木 陸
柳家 克樹
関 千紘
柳家 克樹
柳家 克樹
柳家 克樹
千紘は克樹を見つめて瞳を揺らした。
柳家 克樹
関 千紘
千紘はゆっくりと口を開ける。
関 千紘
関 千紘
千紘はハッとして皆の顔を見つめる。
関 千紘
関 千紘
柳家 克樹
柳家 克樹
克樹はニッと笑って拳を突き上げた。
水木 陸
佐倉 蒼汰
森坂 雛
関 千紘
関 千紘
関 千紘
水木 陸
柳家 克樹
森坂 雛
水木 陸
佐倉 蒼汰
関 千紘
千紘は俯いてプルプルと肩を震わせていた。
柳家 克樹
柳家 克樹
千紘の顔を覗き込んだ克樹はギョッとする。
柳家 克樹
水木 陸
関 千紘
関 千紘
関 千紘
関 千紘
柳家 克樹
克樹はぎゅっと千紘のことを抱きしめる。
柳家 克樹
柳家 克樹
柳家 克樹
関 千紘
柳家 克樹
水木 陸
水木 陸
関 千紘
関 千紘
月葉は「はい!!」と元気よく返事をした。
コメント
12件
え、、、うち蠍座ー
前まで「凄いネガティブだな...」としか思ってなかったけど、深い事情を知ると毎回感動しちゃうんだよねぇ...(;_;)
月葉回きた!月葉あったけぇ