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雷夏side

朝起きたら、いつもなってた鐘の音がしなかった。

とはいっても、なってたのは午後が多かったけど、

悪魔とか出てきたとき、まどかが『朝のうちに鳴らさないと緊急事態を伝えられないから』と言って朝鳴らしてたはず。

なのに、ならなかったってことは…。

雷夏

やっぱり…。

そこには十字に吊るされたまどかの死体があった。

カゲチヨside

朝起きて、まどかが吊るされたことがわかった。

話し合う場所がないからとりあえず全員探して、協会前に集合することにした。

けど、いつまで経っても仁が来ねぇ。

杖道さんと、一緒に探すことにした。

一番遠い、村外れの墓地で仁は見つかった。

首にはツタが絡まっていて、腕には生々しい傷がある死体となって。

杖道

!!?仁…まさか、お前まで…

杖道さんは、ショックで言葉すら出ないようだった。

仁のそばには最後の遺書であろう手紙があった。

黒ずんでいるが、きっとこれは仁の血で書いたのだろう。

『早ク殺シニ来テ……!!』

カゲチヨ

なんだよ…結局ヒトのままでいたいってことじゃねぇか…。

でもなんで、こんなにも誰かの死が気持ちよく感じてしまうのだろう。

オレは質問してもきっと誰もわからないだろう謎を呟いた。

カゲチヨ

一体、誰がこんなことを?

杖道

全て悪魔のせいにする誰か…のせいにする誰かが?

とにかく、この状況を雷夏にも伝えなきゃいけない。

オレたちは協会前に戻ることにした。

雷夏side

前から、まどかは美形だと思っていた。

健三も、誠一も、瑠衣も、今はいないが仁も。イケメンだと思っていた。

でも、好きにはならなかった。

女子も可愛い子はいっぱいいた。でも、好きにはならなかった。

それなのに、冷たい屍になった彼らはとても美しかった。

これが恋なんだと自覚するほど。

僕は耐えきれず、血の気のないまどかの唇にキスをした。

それを、ちょうど戻ってきたカゲチヨと杖道さんに見られた。

まァ、僕としてはもうどうでもいいけどね。

杖道

死体に、キスをした…だと?

雷夏

何を驚いているの?好きな人にキスの一つくらい誰だってするじゃん。

杖道

そうじゃない。死体だぞ。

雷夏

別に生きてるヒトも、死体も変わらないよ。

杖道

そうか。お前が、悪魔なんだな。

カゲチヨ

マジで、ドン引くレベルだぞ!

カゲチヨ

人間の嗜好じゃねぇ!

雷夏

そう?僕は只の葬儀屋。死体しか愛せないだけ。

雷夏

それに僕がめでた彼らは皆人間だった。

つまり、お前たちが…。

カゲチヨ

もういい。とっとと吊るそうぜ。

杖道

そうだな。

カゲチヨside

ようやく悪魔はいなくなった。

村の人は少なくなってしまったが、それでも生き残ったことを祝福すべく、オレと杖道さんは杯を交えた

カゲチヨ

悪魔がいなくなってよかったな!

杖道

ああ。そうだな。

カゲチヨ

つ~事で!かんぱーい!!

年齢的にお酒じゃないけど、オレは宴を酔いしれるほどに楽しんだ。

視界が、ぼやけていく。

毒を盛られたのだろうか。まともに立てない。

だとしても、当然の報いだ。杖道さんにはわかったんだろう。

オレが悪魔の協力者。狂人だってことが。

なら、オレは、死を受け入れるしかない。

オレはそのまま一生開くことはないまぶたを閉じた。

Mrシャーデンフロイデ ハンドレッドノート✕混血のカレコレ

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