あらた
なんで死んじゃったんだよ
なんで教えてくれなかったんだよ...
この一週間は食べ物ものも
のどがとおらなく、ただ家で
ぼーっとしていた
ゆう
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不在着信
あらた
え？ゆう？
あらた
ゆう？やっぱり生きてたんだね？
ゆうの母
すいません
ゆうの母です。
連絡はこれしかできないもので
変な期待を持たしてしまいすいません。
あらた
あ、そうですか
やっぱりそうですよね
すいません
あらた
俺になんの用でしょうか？
ゆうの母
ゆうの遺品整理をやっていたらあらたへというＤＶＤがでてきて渡したいんですけど○○公園にきてもらえませんか？
あらた
俺にあてのですか？
はい！すぐ行きます！
あらた
こんにちは
ゆうの母
こんにちは
ゆうの母
あのＤＶＤがこれです。
あらた
ありがとうございます
ゆうの母
あの、ゆうについて少し教えてもらえませんか？
あらた
もちろんです！
ながくなりますが、
ゆうはとてもかっこよくて優しくて、
ほんとうに好きなんです
男同士で不安はあったんですけど、ゆうのことをみると安心できるんです
約束にどんだけ遅刻しても優しく許してくれて
ほかにも.........
ゆうの母
ゆうはほんとうにあらたさんに愛されていたんですね
よかったです
あなたのような人に出会えてゆうも幸せですね
あらた
そういっていただけるとありがたいです
こんなに幸せだったのに
なんで...なんで...
自然と視界がぼやけ
涙がながれていく
ゆうのお母さんもそうだった
どんどん涙があふれて...
やっとおちついたころ2人は別れた
あらた
ゆうはなにを残してくれたんだろう
あらた
見てみよう
ゆう
『あらた！
ひさしぶりだな！
なんかこうやって撮ってると恥ずかしくなっちゃうな笑笑 』
ゆう
『えっとーまずごめんな、病気のことだまってて。
言おうとしたことは何回もあったんだけど言えなかった。心配かけたくなかったほんとにごめん』
ゆう
『会社の会議があるとかいいながら、あらたからの誘いを断って、病院に行くときの罪悪感がすごかったんだ
やっと謝れた
本人の前じゃないけど笑』
ゆう
『はぁー、もっとあらたと話したり遊んだりデートしたりしたかったんだけど
一年前に余命いいわたされたんだ。そこからできるだけあらたに会おうと必死だった。楽しかったでしょ？
僕は楽しかった！』
ゆう
『この日々が続けばいいのにと思ってた、いやずっと思ってる
だんだん歩くのもきつくなってきてこれはヤバイと思った
だから、最後だとおもってデートの約束いれたんだ
どう？僕それまでに生きれてた？
生きれてたら最初にデートしたところにいくつもりなんだ
生きてたらいいな』
ゆう
『あらたは、優しくて元気でいつも僕のこと思ってくれて、一生守りたいとおもってたるんだよ？
だけどな無理だった...
ごめんな、こんなできそこないの男で』
ゆう
『男同士で不安とか持ってたけど、あらたのことをみてたら安心できたんだ
とりあえず楽しく過ごそうと頑張ったんだ
楽しかったでしょ？』
ゆう
『あらた、
僕は君を愛しています』
ゆう
『たぶん、これはずっとあらたを縛る言葉になってしまう
だけど、好きなんだよ
あらたのことが
僕はもうすぐ終わっちゃう
でもあらたはこれからも生きてく
そんなときに僕がまだあらたの中にいたらダメでしょ？』
ゆう
『だから、、、
僕を、わす、れ、て
やばい、この言葉は笑顔で言う、って決めてた、のに
涙が、こぼれて、、止まらないよ』
ゆう
『ほんとうは忘れてほしくない、あらたの中にずっといたい。
でも、それはあらたを苦しめる
泣いてる顔もそそるけど笑
あらたは笑ってるのが一番いいんだから
一番、僕、がすきな、顔だから、
僕をわすれて』
ゆう
『ダメだ、涙がでてきちゃう、、、
きっと、あらたもこれをみて泣いてるんだろ？
涙をぬぐってやりたいのに今はそれすらできない』
ゆう
『あらたには幸せになってほしい
あらたを大事にしてくれて優しくて
辛いことがあったら涙をぬぐってやれて
ずっといっしょにいてくれる人をみつけて
これがあらたへの最後の願い』
ゆう
『たのむから幸せになれよ！』
ゆう
『じゃあ、そろそろ、、、
おわかれ、かな？
ほんとはもっと言いたいことたくさんある
でも、これ以上言ったら僕はあらたを残していけない
だから、ね？
そろそろ終わるよ』
ゆう
『あらた、、、
ありがとう！』
あらた
ゆう、ありがとう
俺には彼氏がいます
俺を大事にしてくれて
優しくて
辛いときに涙をぬぐってくれて
ずっといっしょにいてくれる人です
ゆうの最後の願いをかなえれました
だけど、１つ無理な願いがある
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