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6 - ここだけのお話 [あのいい子]

♥

394

2022年06月22日

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木ノ下楓手

久しぶりにこちらからあの子は誰にでも優しくてとてもいい子でした。という作品のおさらいをしたく思いまする。

木ノ下楓手

このチャットノベルさ…背景かっこいいの増えてない?

木ノ下楓手

こんなのあったっけ?って

木ノ下楓手

いいなぁ~

木ノ下楓手

しかし、私はノベル派!

木ノ下楓手

でもチャットノベルも短い話でいつか使う!

木ノ下楓手

では…

あの子は誰にでも優しくて とてもいい子でした。[8話完結]

神代楓果 中学生

本人はいじめられていないと考えているらしいが、されていることは本人にとって今後の人格形成に大きく関わる人との関係が築かれており、いわゆる、いじめているサイドの人間はいじめているという自覚なし。お互いに当たり前になってしまった。

息が苦しくなる環境におり、自分の気持ちを誤魔化し、心の声を言葉にできずにいる。

言葉に呪われた主人公である。

伊藤空 中学生

謎の転校生。親しみやすく、不思議な魅力を持っていると皆は思っているのだとか。

主人公に大きく関わる人物である。この少女の正体は人魚。青空の青が好き。

ストーリー

3話 毎日の登下校

なんとなく楓果の異様な人間関係に感づいた空は、ある登下校の日、彼女の手を引いて自身の家へと連れて行く。

突然、空の家に連れて行かれ、自分自身に対してさえも、隠していた心の内を他人に覗かれような居心地の悪さに嫌悪、そして、救われるのではとのささやかな期待も抱きつつ彼女の家をお邪魔することに…

以下ネタバレ

4話 銀色のナイフ

空の部屋を意味もなく見渡していると、銀の装飾が施された謎の木箱を見つけてしまう。

中にあったのは…呪いのナイフである。

6話 こんな自分は壊してしまって

ナイフに反射する自身の瞳に吸い込まれ、楓果は一時的に今までの記憶を失ってしまう。自分の精神世界にいるかのような感覚に陥った楓果は、何事だと、扉から顔を覗かせた空に対し、今まで何度も心の中で殺していた自分の姿と重なり実体として目に映る。

支離滅裂

残酷な夢の続きをみている楓果は空を刺しているとも知らずに、自分を嫌い殺す快感に盲目になる。

自分に対してのみ向け続けていたはずの殺意はナイフの呪いに促され他者へと向けてしまったのだ。

7話 赤いナイフ

目が覚めた神代楓果は自分ではなく、空を刺していたことを知る

伊藤空の秘密が話される

空は人魚であり、泡になって消えてしまうのだとか。ここで死んでしまわなかったのには、泡になるという最後の呪いがかかっていたためである。

もうすぐで消えてしまうというのに、伊藤空はあたかも友達との会話でもしているように楽しそうに思い出を語る。

脱力していた楓果は唖然とした表情で空を見つめていた。

これは最初で最後の会話だと感づいたからだろうか。楓果の口から言葉が何度も何度も零れおちる。

「もっと早くに見つけていれば良かった」

伊藤空はとても優しい人物でした。この子を早くに見つけていればこんなことにはならなかったかもしれない。と。

しかし、優しさは自身を滅ぼしかねない

伊藤空が刺されてしまった事実 神代楓果の狂気が加速してしまった事実

これはどちらも行き過ぎた優しさのせいと言ってもいいかもしれない。

それは優しさではなく、呪いである。

[私は知っている。君は誰なのか。安心しなよ。ここは君の居場所だよ。ずっと側にいる。いつまでもここにいる。君が来るのを待っている]

これはナイフが楓果に向け、最後に語りかけた言葉である。

優しさだけで成り立つ世界など存在しない。誰でも醜い姿を持ち合わせていて当然だ。と。

このナイフは本来、持ち主の欲望に寄り添い言葉の呪いで持ち主の精神を操る力を持っていた。人魚である伊藤空はこれを恐れ、手放していたのだ。

ナイフの言葉は楓果にとってどれほど甘い誘惑であっただろうか。

8話 睡魔

空は突然部屋から消えてしまったのだ。

楓果は心の底から空にもう一度会いたいと走り出した。

しかし、そんなにも都合のいい舞台は用意してくれなかったらしい。

楓果は再びナイフに呑まれる

「私が空ちゃんを刺したの」

次の日、楓果は学校に足を運び、そう呟いた。

口は意に反してにやにやと笑っていた。

学校中に噂が広がった。楓果は殺人をしたらしい。だなんてさ。後から知ることだが、警察は動いたものの、証拠が何ひとつとしてないため彼女が捕まることはなかったのだ。

神代楓果はどこからか身を投げたらしい

それはナイフが楓果の心の奥に寄り添い幻覚を見せ続けていたからである。神代楓果は夢の世界を歩いているかのような心地でいたのだとか。

こちらは伊藤空が泡になってしまう、ほんの少し前のお話なんです。ある少女が空と楽しげに会話をしています。

本作では空という名前を自虐ネタとして紹介しており、

こちらのサブ作では空という名前を誇らしげに紹介していますよね。

空という名前は彼女にとって人間になりたいと思うきっかけになった全てなんですよね。つまり、存在理由のようなもの。人間になったことで、全てが楽しくて後悔がないなんてことは全くないんです。

彼女の明るい性格の裏にも人間らしい暗い一面だって持ち合わせていたんです。

彼女曰く何故か反射的に、空という名前を自虐ネタとして使ってしまうとのこと。

「からって書いて空だよ」

自虐ネタとすることで自分以外の誰かに新たな傷をつけられることはないだろうという無意識下で初心を守りたいという強い気持ちがあったのでしょうかね。

人魚の伊藤空の優しさ 呪いのナイフ

伊藤空の優しさとは、相手を信じることです。 呪いのナイフは…ずっと貴方の味方みたいなやつです。

最後に…。

高校生になった神代楓果は只今、道浦ひろという厄介なサイコパス野郎に追われています。笑笑

僕は君を愛してる

楓果ちゃん…無難な暮らしを送りたいだろうに…。すまんな、

木ノ下楓手

ここまで目を通して頂きありがとうございますm(_ _)m

木ノ下楓手

僕は君を愛してるの解説も近々したいと思います。

木ノ下楓手

長々と失礼しやっした!

木ノ下楓手

HELLO!

木ノ下楓手

おやすみなさい~

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

満足感が半端ないです…😍 「あの子は…」というタイトルは、楓果ちゃんのことを言っているのかな、と最初は思っていたのですが、空ちゃんのことだったのですね… 話の要点を纏めるのがとてもお上手で、今まで読んできた物語が目に浮かぶように思い出せました!

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