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葵
…
聞こえてるよ…
あいつ毎回本読んでるのか…
地味子だから、飽きねぇーだろ
ねえ、次はあの地味なやつを ターゲットにしようよ！
いいね！いじめがいがありそう！
葵
…
葵
はあ…
唯斗
どうしたの？葵さん？
葵
！？
葵
ゆ、唯斗さん？
ある日彼は私に
話しかけてくれた…
唯斗
この問題わかんなくてさぁ～
唯斗
教えてくれね？
葵
あ、はい…！
久しぶりに話しかけてくれた
人がいて嬉しかった
唯斗
葵さんの教え方すごいわかる！
唯斗
葵さん先生になれるんじゃ！？
葵
いやいや、そんなこと…
唯斗
でも、凄いぜ！
葵
ほ、ほんと？
私を褒めてくれた…
認めてくれた…！
葵
あの、よかったら…
唯斗
ん？
葵
LINE…こうか…ん…
唯斗
交換！？
唯斗
全然いいぜ！
葵
あ、ありがとうございます…！
唯斗さんの接するうちに…
友達も増えていった
花音
葵…さんだっけ？
花音
友達にならない？
葵
…？
葵
わ、私ですか…？
花音
もう…他に葵さんはどこいにいるの？
葵
わ、私でいいのならば！
花音
んじゃ、よろしくね！
唯斗
お、花音じゃん
花音
あ、唯斗！
葵
よ、よかったら
葵
3人でお話しませんか！？
花音
もっちろん！
花音
唯斗もそうだよね？
唯斗
おう！
みんな…
私の友達は…
私を認めてくれるんだ…
雫
花音と葵ちゃん！
雫
昨日話した、
パンケーキのお店
パンケーキのお店
雫
行かない？
花音
行く行く～！
葵
わ、私も！
雫
ところでさ
雫
葵さんって、
雫
唯斗と仲良いよね！
花音
それな〜
雫
だからさ
雫
唯斗のLINEのID教えてよ
花音
気になる～
葵
あ、でも…
唯斗くんは、
教えてダメって…
花音
もう…！
花音
よくばんないでよ
花音
それぐらい知ってるでしょ？
雫
そうそう
葵
えっと
でも…
言わなきゃ…
また1人になっちゃう…
葵
わかった！教えるよ
花音
ありがとう！
雫
やっぱり葵さんは私の友達だね！
花音
私ね、
葵
うん
花音
花音
唯斗の事が好き…なの
葵
…？
葵
え…
私も…
唯斗くんの事が好き…
花音
友達だから、
花音
花音
応援してくれるよね
葵
…
友達だから…
応援しないと…
葵
うん！
花音
ありがとう！
花音
私、葵さん大好き！
花音
ずっと、友達だよ。
葵
嬉しい！
唯斗
よう！葵！
葵
唯斗さん…！
久しぶりだな…
唯斗さんと、2人っきりで話すなんて…
…
今が…チャンスかも…
告白する…チャンス…
葵
私…実は前から
葵
唯斗さんの事が！
葵
唯斗
実は俺
唯斗
花音と付き合ったんだ…//
葵
え？
葵
あ、おめでとう！
唯斗
ありがと…//
あ、…
付き合っちゃったんだ…
葵
花音ちゃん！久しぶり！
花音
は、？
花音
地味子のくせに、話しかけんな
葵
…？
葵
え…？
花音
あっち行けよ
葵
…
なんで…？
友達じゃないの？
花音
私、葵さん大好き！
花音
ずっと、友達だよ。
雫
あんたさ…
花音
自分の立場わかってる？
葵
…
葵
ずっ…
葵
ずっと友達だよって
花音
は？
花音
嘘に決まってるじゃん
花音
誰があんたみたいのと…
花音
友達になるのよ
雫
そうよ
花音
私は唯斗くんと
花音
近づくために
花音
あんたの近くにいったの
雫
まさか、友達になれたと思ってたわけ？
花音
ま、とりあえず、
花音
私はあんたのことが
花音
花音
嫌いだから
葵
…
そうか…
私なんかに
友達ができるわけないよね…
…
嘘か…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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