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三人の協力を得られ、さらには無島が隠し持っていた通信機を借りて彼らのボスとも連絡を取りつけることに成功していた。

青井 ラディ

そういえば、これ

無島 かな

ん、どうも

借りていた通信機を返し、いよいよ無島の運転するヘリに乗り込んだ。

無島 かな

ところで、彼等の処罰は決めてあるの?

青井 ラディ

もちろん

青井 ラディ

目には目を、歯には歯を

青井 ラディ

毒には毒がいいよね!

嬉々として沢山の注射器を披露すれば、隣に座っていたハンクが「ヒィ」と距離を取った。

アーモンド サラザール(ハンク)

ちょ、早く仕舞って

アーモンド サラザール(ハンク)

ヘリの揺れで落としてその毒針が刺さりでもしたら……!

青井 ラディ

針先にキャップしてあるから大丈夫だと思うけど……落としたら確かに嫌だね

青井 ラディ

痛めつけのスパイスが減るし……

アーモンド サラザール(ハンク)

同じ顔なのにらだおくんじゃないっ!

青井 ラディ

あんなぬるいのと同じにしないでよ

堕夜 だよ

はーい、そろそろ着きますよ

青井 ラディ

ここ?

無島 かな

そ、ボスたちが直々に歩き回って探してくれたらしいよ

行方不明者捜索に出た際、ウェスカーとMonDは密かにアジト探しをしていたのだ。

堕夜 だよ

流石に本物のアジトの場所をバラす訳にはいきませんからね

青井 ラディ

それもそうか

コンコン

堕夜 だよ

ボス、只今戻りました

堕夜が扉の向こうへ声を掛けると、暫くして扉が開いた。

内装はコンクリート打ちっぱなしの、簡素な部屋だった。

た……助け、て…

一番奥に視線を送れば、既に満身創痍でボロボロな奴らが地べたに転がっていた。

Mon D

遅イよ〜

アルフォート ウェスカー

危うく全員殺しちゃうとこだった

彼らも彼らなりに鬱憤があったみたいで、"落とし前"をつけていたらしい。

青井 ラディ

てっきりもう皆くたばったのかと思っ………

ふと、足元で藻掻いた男の顔を見て安堵した。

青井 ラディ

何だ、生きてたんだお前

……ッ、クソ…

らだおへの暴行、発砲の張本人だ。

俺はカバンを置き、中から毒の入った注射器を取りだした。

ま、待て

それをどう………

い"ッ…!?

力任せに相手の首筋に捩じ込めば、繊細な針先は首の肉の中でポキッと折れてしまった。

青井 ラディ

あー…

青井 ラディ

まあいいや

次いで脳天に銃口を当てれば、すかさず反抗的な目で睨んでくる。

誰にっ、それ…を、向けて……

実に滑稽で愚かな目だ。

青井 ラディ

『誰に銃口を向けようが、部外者のお前には関係ない』だっけ?

青井 ラディ

そっくりそのまま同じ言葉を返してやるよ

青井 ラディ

らだおと、らだおが大切にして護(まも)ってる街の人々への暴行

青井 ラディ

ちゃんと償ってもらわないと…

頭部から太腿へ照準を変え、そのまま引き金を引いた。

ッぐ……ぅ…

青井 ラディ

らだおと同じ痛み、全部受け止めてね

ッチュン、というサイレンサー付きの銃声が幾回か鳴り響いた。

アーモンド サラザール(ハンク)

し、死んだ?

青井 ラディ

まだ殺さないよ

青井 ラディ

毒が回ったんだろ

アーモンド サラザール(ハンク)

ああ、例の…

アーモンド サラザール(ハンク)

どんな効果なの?

青井 ラディ

身体の自由が効かなくなるだけ

青井 ラディ

意識はちゃんとしてるはずだよ

アーモンド サラザール(ハンク)

えっ、じゃあ今でもこの会話は…

青井 ラディ

聞こえてるだろうね

青井 ラディ

さて

青井 ラディ

もう一人とも遊んであげなきゃね

青井 ラディ

"元"ボスさん?

ボス

……ッ、う………

余程手荒に弄ばれたのか、目元や口元は原型が分からないほど腫れていた。

腕や太腿(ふともも)からも出血が酷い。

青井 ラディ

あんたにも同じ毒を入れてあげる

ボス

あ…やまるッ、ぅ……から……

青井 ラディ

謝ってどうこうなるんなら、最初からこの状況になってないんだよ

青井 ラディ

そんなことも分からないの?

ボス

死に……ッ、たくない……

もう正常な受け答えすらままならないそいつは、ブルブルと震えながら「死にたくない」「ごめんなさい」と繰り返すだけだった。

ボスの威勢を放っていた眼光も、既に戦意喪失の色を出している。

青井 ラディ

はぁ、幻滅だなぁ

青井 ラディ

そうだ

青井 ラディ

誰か、ヘリを貸してくれない?

無島 かな

それならさっき乗ってきた僕のヘリ使って

無島 かな

でもヘリ一台でこの大人数は運べないよ

青井 ラディ

俺が殺したいのは3人だけ

青井 ラディ

それ以外は興味無いからそっちで処分は任せるよ

名前すら知らない幹部とボスの首根っこを掴んで引き摺った。

堕夜 だよ

手伝いましょうか?

青井 ラディ

いや大丈夫

青井 ラディ

海に捨ててくるだけだから

アーモンド サラザール(ハンク)

ギャングの俺が言うのも変だけど、容赦ないよね

青井 ラディ

あっ、迷惑にならないようにちゃんと街の外で死ぬようにするから安心して

アーモンド サラザール(ハンク)

いや別に気にしてない……

青井 ラディ

それじゃあ、無島さんヘリ借りるね

無島 かな

はい、これヘリの鍵

青井 ラディ

ありがとう

無島 かな

結局この街には何しに来たの?

後部座席にボスと幹部を無造作に放り投げるラディにひとつ問いを投げかけた。

青井 ラディ

らだおに逢いに来た

青井 ラディ

本当にそれだけなんだ

青井 ラディ

俺たちはどんな時でも二人一緒だった

青井 ラディ

らだおがロスサントスに行って初めて離れ離れになって気づいたんだ

青井 ラディ

俺にはらだおが必要だって

青井 ラディ

らだおも俺を必要としてるって信じて疑わなかった……

青井 ラディ

でも、らだおには沢山の仲間がいた

青井 ラディ

沢山の人に愛されてた

青井 ラディ

俺が居なくたって、なんの問題もなく生きてたんだ

青井 ラディ

………ごめん

青井 ラディ

……感情的になりすぎた

無島 かな

ううん、大丈夫

青井 ラディ

本当に…助かったよ

青井 ラディ

これ、今日までのお礼というか……

ラディは手持ちの金額全てを無島に贈った。

無島 かな

なんか多くない?

青井 ラディ

らだおみたいにヘリの運転上手くないし、多分…いや絶対壊すから

無島 かな

最悪壊れても、こんな事態だろうし無償で修理してくれると思うからこんなには……

青井 ラディ

それじゃ

無島 かな

あ、ちょっと……

無島が静止をかけた時には既に機体は夜空に溶け込んでいた。

無島 かな

なんだよ、普通に上手いじゃん

無島 かな

あれ?

無島 かな

確か彼、殺したいって言ってたのは……

無島 かな

………

無島 かな

そっか……

ヴェノムに導かれ…

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