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由香
由香
由香
中也
太宰
由香
由香
バレンタイン前夜
中也の家にて
俺は……
中也
中也
それならば
……死んだ方がマシだ……
決行は……
中也
中也
丁度、イイ日じゃねぇか
中也
中也
これでいい
今、起きてるか分からねぇが
中也
とことこ……
中也
由香
ピンポーン
シンッ……
中也
ガチャッ
中也
ガチャッ
ドアを開けて、ビックリした
中也
太宰
中也がいた
太宰
中也
太宰が起きていた こんな時間に
予想だにしていなかった
太宰
中也
塩対応……
こいつの俺への愛は、とっくに冷めてんのか……
中也
太宰
中也
太宰
中也
ダッ
太宰
太宰
太宰
ぺらっ
太宰
その手紙には、以下のようなことが書いてあった
まず、最初に、私はあなたのことを愛しています。 ですが、貴方から、愛して貰えないのなら、こんな愛は必要ありません。意味が無いのです…… でも、必要なくても、私はこんな愛を捨てることができません だから私は、とても最適な解決法を思いついたのです…… 私が、阿呆鳥や冷血、蘭堂の所へ行けばいいのです…… ……手前からのバレンタイン……もしかしたらと楽しみにしていましたが、もう、限界が来ていまいました…… 元、恋人
手紙には、涙のあとがついていた
私は、これがどういう意味か、すぐに理解した。
太宰
中也
ヒュンッ
ドサッ
ある日の出来事だった……
バレンタイン当日の明朝、学校へ行くと
目の前に恋人が寝ていた
赤い鏡に顔を映し、
ピクリとも動かず
……我慢できず、
学校の屋上へ行った
何故か、妙に落ち着いていた
太宰
屋上に着いた時、 なぜ中也がこんなことをしたのか 何となくわかった気がした
多分、友達に私が中也のことを好きじゃない等と聞かされたのだろう
それを確かめるため、私の家まで来た
しかし、私は買出し中で、 中也は勘違いをした
太宰
と思い、電気もテレビもつけた儘、買い物に行った
太宰
太宰
太宰
気づけば、朝日に照らされようとしている中也の死体に近づきながら、
私は落ちていた 涙を撒き散らしながら、
しかし、その顔は……
笑顔だった……!!
そして屋上には2人分の靴が残されていた