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実現するホラーは苦手ですが、映画や小説のホラーは大丈夫なのが不思議だなと思いました。今回も良かったです!
「虐刑の劇場」
それは
感情や記憶を"カタチ"として
"実在"させられる場所
愛や優しさは、まるい存在に
怒り、悲しみ、憎しみは、尖った存在に
その尖りは
殺意の塊なのだ
No.3 荒網 湊大
俺は、目を覚ますと
ある劇場の館内に居た
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
俺は、扉に近づいた
ガチャガチャ
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
掲示板には、こう記されていた
第三公演 苦楚の大講堂
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
俺の1mm位先に、突如として隠し通路が 出現したのだ
湊大/そうた
俺は、地下道に足を歩めた
10分後
湊大/そうた
湊大/そうた
出口を出ると、其処には
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
ぴちゃ
湊大/そうた
湊大/そうた
俺の足元に、血溜まりがあった
奇妙に、煌めいている
湊大/そうた
湊大/そうた
ピーンポーンパーンポーン
間も無く、西講堂で授業がありますので お急ぎください
湊大/そうた
湊大/そうた
俺の足は突然、自動的に動き出した
湊大/そうた
いつの間にか、西講堂に入っていた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
ガラガラ
湊大/そうた
湊大/そうた
奇妙な生物が来たのだ
両腕には、カッターを
両脚には、果物ナイフ
胸部には、釘が生えていた
そして同時に
被検体の様な人間が連れて来られた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
"彼奴"は、彼を"たくさん抱いた"
彼は、それに悲鳴をあげている
何故か
"彼奴"の胴体に生えているあらゆる凶器が
じわり、じわりと入り込んで
血が滲み出ていた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
俺は、机の上で寝てしまった
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
ピーンポーンパーンポーン
湊大/そうた
もう1回あれを見るとなると
精神的苦痛で、まずいことになる
でもっ…………
東講堂にて授嶪ヲ始メ魔ス
湊大/そうた
湊大/そうた
さっきと同じ
椅子に着き
さっきの"彼奴"が被検体を運び
じわじわと被検体を殺して行った
見える光景は、阿鼻叫喚としていた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
俺は、目を瞑った
生々しい叫び声と、助けを求める悲鳴が 辺りに響きながら、授業は完結した
終わりを告げたので
俺は、目を開けた
湊大/そうた
講堂は、血で染まり
周りにいた奴は、八つ裂きにされ
臓器は垂れ流し
脳みそは、地面を這う
身体の部分は飛び散り
頭が転がっている
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
教室の扉には、"彼奴"が立ち塞がっていた
湊大/そうた
君ハ濮ノ大切ナモノ乎壊死タ…………
湊大/そうた
君ハ濮ノ大切ナモノ乎切リ裂瞆タ………
湊大/そうた
湊大/そうた
濮ノ大切ナ子ガ味踠ッタ苦死ミ
君ニ體驗サセ囆アゲル穥…………
授嶪迄ニハ來テ褹………
そう言って、"彼奴"は消えてった
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
俺は、探索を続けた
授業開始迄、10分
俺はさっきの大講堂へ戻ってきた
湊大/そうた
湊大/そうた
俺は、さっきの地下道を探した
湊大/そうた
湊大/そうた
俺は、只管に進んだ
すると
湊大/そうた
"彼奴"がいたのだ
湊大/そうた
湊大/そうた
何デ逃ゲルノ?
彼ノ日、蠔殺ッテ濮達ヲ塞イダヨ褹………
逃摣サ無イ…………
湊大/そうた
濮ノ人生ニ傷乎ツケタ事……………絶対ニ…………
許サナイ!!!!…………
湊大/そうた
湊大/そうた
湊大/そうた
うわぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあ
サァ、授嶪乎始メ魔ショウカ
湊大/そうた
湊大/そうた
グサッ、グサグサグサグサ
刃物が全身に滅り込む様に刺さる
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁ
五月蝿イデスネ………
グチャグチャ、グリッ、グチャグチャ
そして、身体を刃物が蝕んだのだった
これにて、公演を終わります 〜苦楚の大講堂〜 ーendー
復讐完了 進捗3/8
荒網 湊大篇 ーendー