橘花
し、真実ってなんですか?
兼田 杏美
それは、
兼田 杏美
篠原は鳶山に告白したんだ
橘花
えーーー………
兼田 杏美
そして振られた
橘花
えーーーーー………
兼田 杏美
それが恨みでアイツは鳶山を犯人に仕立てたんだ
橘花
え、じゃあ
橘花
ちょ、ちょっと待ってください?
橘花
張り紙からあなたの作戦?
兼田 杏美
まぁやったのはアイツだが
兼田 杏美
まぁそういう事だな
兼田 杏美
私が自分のせいにしたことが作戦
兼田 杏美
アイツは罪悪感を感じ自分が犯人だと言う
橘花
え、待って
橘花
まさかアイツ
橘花
自転車で本当は登校してきたってこと?ですか?
兼田 杏美
あぁきっとそうだ
兼田 杏美
そして汗
兼田 杏美
水道水だな
兼田 杏美
だから無臭だったんだ
橘花
そ、そうだったんですか
橘花
すいませんでした
橘花
あんなこと言って
兼田 杏美
言ったはずだぞ
橘花
え?
兼田 杏美
私はどんな事されても言われても
兼田 杏美
動じないものだと
橘花
先輩……//
兼田 杏美
ほら行くぞ
橘花
…はい!!
僕がざわめく教室に放った真実は
皆の耳にうるさいほど届けられた。