陽菜
幽霊って、ホントにいると、私は思います
陽菜
私には、小さい頃、お姉ちゃんが見えていました
陽菜
私と同じ、汚い服を着ていました
陽菜
そのお姉ちゃんの名前は、「美月」といいました
陽菜
私はそのお姉ちゃんのことを「みっちゃん」と呼んでいました
陽菜
みっちゃんは、いつも私と仲良く遊んでくれました
陽菜
でもある日突然、みっちゃんは見えなくなってしまいました
陽菜
そして、お父さんとお母さんは、宝くじを当てました
陽菜
今はもう貧乏ではないので、お父さんとお母さんと3人で、幸せに暮らしています
陽菜
でも、もう宝くじのお金が、無くなっちゃいそうです
〜解説〜
みっちゃんは、ホントに存在していました
しかし、消えてしまったのではなく、両親に殺されてしまったのです
家が貧乏だった為、お金に困り悩んだ結果、みっちゃんに生命保険をかけ、殺したのです
そのため、両親が当てた「宝くじ」というのは、みっちゃんの「生命保険」だったのです
そして、最後の言葉の、「でも、もうすぐ宝くじのお金が無くなっちゃいそうです」というのは、みっちゃんの生命保険が無くなるので、今度は陽菜ちゃんが殺される番なのでは…?