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【第11話】第四章　人狼物語

第1話 - 【第11話】第四章　人狼物語

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2019年09月06日

#ホラー

#人狼ゲーム

絹豆腐に醤油。

第四章　人狼物語登場人物

【ゲーム参加者】瀬戸内稔　---生存熊谷真紀　---生存飯塚瞬　　---生存木島雪　　---生存灰原幸治　---生存藤咲歩美　---生存島崎慶太　---生存今井徳蔵　---死亡野島周助　---生存大塚大也　---死亡神田すず　---死亡大野涼子　---死亡生8/死4 ----------------------------- 穂村あずさ---未成年安全保護課の若手刑事。面倒見が良い。進藤栄治　---男前な未成年安全保護課の刑事。 ------------------------------- 瀬戸内愛　---稔の妹。お姉ちゃんが大好き。山﨑健---愛のクラスメイト。柔道部に入っているのでがたいがいい。　夢原佳奈　---本シリーズの主人公。母は電車で自殺をした。早川宗介　---佳奈を支える大黒柱。生真面目な性格で周りから好かれやすい。刻命真琴　---精神的なショックから記憶喪失している。刻命めぐ　---真琴の姉。真琴に異常な心配をしている。内田舞　　---両親と弟を失くすが、精一杯前をむこうとしている榎本葉月　---事件について関心がある。少し、気弱な性格。

瀬戸内稔

【運営側】って、人狼かどうかはわからないんですよね？

飯塚瞬

確かに。人狼と言える証拠はないけど、【運営側】を殺さないとこっちがやられる。しょうがないよね。

島崎慶太

霊媒師を騙った野島周助は信用していいのか？

飯塚瞬

まぁ、8人も生きてるし本物と見てもいいんじゃないのかな

灰原幸治

いや、でも4人は死んだんだぞ。その中に霊媒師がいた可能性もある。

瀬戸内稔

そっかぁ……

島崎慶太

ま、でも。野島が本物と見てあと人狼は2人。あと……狐？も生きてるんだっけ？

同時に木島雪の部屋についた。

瀬戸内稔

じゃ、じゃあ狐が生きてたら2人人狼がいて、狐が1人、そしたらあと村人側の人は5人しかいない……

飯塚瞬

今日か明日には人狼を殺さないと、少なくとも今夜がいいな。

灰原幸治

じゃ、とりあえずこいつの部屋いくぞ？

島崎慶太

お、おい。でもよ、こんな人数で行ったら怪しまれるんじゃないのか？

瀬戸内稔

確かに、余計に私達が疑われる可能性もある。

灰原幸治

じゃあ、飯塚と瀬戸内が行け。俺らはここで待ってる。

飯塚瞬

わかりました、じゃあ僕たち2人で行きましょう。

瀬戸内稔

じゃ、待っててください。

灰原幸治

かどっこで見てるよ。

飯塚瞬

じゃ、慶太さんもよろしくお願いします。

島崎慶太

あいよー

飯塚瞬

じゃ、いこうか？

瀬戸内稔

……ふぅ…どうゆう体でいくの？

飯塚瞬

誰が人狼だと思う？みたいな感じで、さりげなく聞いてみるよ。【運営側】を。

瀬戸内稔

分かった……

コンコンとドアを叩く。

木島雪

は〜い

瀬戸内稔

あ、稔です。

飯塚瞬

あと、飯塚です、

木島雪

あ、飯塚さん！？今開けますねー

彼女は嬉しそうにドアを開けた。

木島雪

良かったぁ、村人側の人と話しておくべきでしたもんね

飯塚瞬

あ……まぁ……ん？何持ってるの？

木島雪

あ、これですか！クッキーですぅ

瀬戸内稔

クッキー？そんなのあったっけ？

木島雪

作ったんですよー、あ入ります？

飯塚瞬

あ……いまそんなお腹減ってないからいいかな……

木島雪

そうですか……じゃあいいですさようなら。

雪ちゃんはドアを閉めようとした。

飯塚瞬

あ、ちょっとまって！！待って待って！いる！いるいる！クッキーいるから！

木島雪

あ、入りますよねー！ですよねー！

再びテンションがあがる雪ちゃん。もしかして瞬さんのことが好きなのではないか。

飯塚瞬

クッキー………ありがとうございます……で、話があって！

木島雪

なんですか〜

飯塚瞬

人狼誰だと思う？

木島雪

えー！んーとねー、私的には稔ちゃんかな？

瀬戸内稔

え…、ちょっ……わたし！？違う違う！私は村人！！

木島雪

あっはっはー！面白いね、稔ちゃんは。

あまりの唐突の質問に、赤面する。

飯塚瞬

そっか……じゃあ【運営側】は？

木島雪

そこまでは分からないなー、じゃ、また後でねー。

勢いよく扉はしまった。

飯塚瞬

あっ、ちょっ！

瀬戸内稔

行っちゃいましたね。

灰原幸治

おいおい、どうしたんだ？

飯塚瞬

【運営側】の話したら帰っちゃいました。

瀬戸内稔

怪しいね…、

飯塚瞬

たしかに怪しいけど、僕たちがいったら普通【運営側】は、避けるよね？早めに切るよね？でも、僕がクッキーいるって言ったらすぐ出てきた。これはちょっと【運営側】とは関係ない気がするんだよね。ただのおかしい人って考えてもいいかもね。

瀬戸内稔

それってひどくない？

島崎慶太

とりあえず次行こうぜ。

瀬戸内稔

次は真紀ちゃんかー。

飯塚瞬

真紀ちゃんは、1度ゲームを生き残った1人。

島崎慶太

そう考えたら、違うんじゃないのか。

瀬戸内稔

たしかに。【運営側】って思うような不審点もなかったし

島崎慶太

じゃあいいんじゃないのか？

飯塚瞬

ひとつ不審点があってさ。昨夜、就寝時間のとき、女子陣の廊下をちょっと歩いて監視してたんだ。

瀬戸内稔

うわぁ、いかにも刑事って感じ。

灰原幸治

俺らにしたらこれは普通だ。

瀬戸内稔

で、その後何があったんですか？

飯塚瞬

偶然声が聞こえてさ。誰かと喋ってるみたいな。それが熊谷真紀の部屋だったんだ。

瀬戸内稔

う、嘘。聞き間違いじゃないの？

飯塚瞬

ま、どっちにしろ、聞いておいて損はなかった。確かめるだけだ。

瀬戸内稔

じゃ、また私達で行きます？

灰原幸治

たまには俺にも行かせろよ。

飯塚瞬

じゃ、灰原さんと稔さんで。

瀬戸内稔

ま、また私？慶太くんじゃないの？

飯塚瞬

色気ってもんよ。

瀬戸内稔

女に色気って………

瀬戸内稔

じゃ、もういいですよ。

灰原幸治

じゃ、行くぜー

コンコン

灰原幸治

灰原でーす。熊谷さん開けてください

灰原幸治

おーい

瀬戸内稔

………いないのかな？

灰原幸治

そっか……じゃあ、入ってみようぜ。

瀬戸内稔

え。それ大丈夫！？

灰原幸治

ルールには反してない。飯塚たちも呼ぼう。

灰原さんを先頭に、部屋に入る。

まるで人狼の襲撃のようだ。

飯塚瞬

食堂にでも行ったのかな……

島崎慶太

ま、今のうちに漁ろうぜ。なにか見つかるかもな。

瀬戸内稔

変態じゃない。女子の部屋よ。

島崎慶太

いまはクソどうでもいいだろ。命懸かってんだから。

瀬戸内稔

まあそうだけど。

そういいながらベッドの下に手を入れる。

コツ

瀬戸内稔

え？

飯塚瞬

どうしました？

瀬戸内稔

なんか当たったような……えいっ！

稔はあたったものを掴み一気に引き抜いた。

島崎慶太

パ……パソコン！？

灰原幸治

こいつだったか。黒幕は。

瀬戸内稔

うそ……真紀ちゃんがそんなことするわけ無いじゃん！

島崎慶太

とりあえず見てみようぜ。

慶太はパソコンを開き中を見る。

何故かパスワードはかかっていなかった。

島崎慶太

………なんだよ……これ。

思わず私もパソコンを覗く。

瀬戸内稔

………なによ…こ…れ…

パソコン画面にはたくさんの部屋が映し出されている。

恐らく、この建物の監視カメラの映像だ。

瀬戸内稔

それで監視できるってわけ！？

島崎慶太

とりあえず、早くここから出よう！みんなに伝えにこうぜ！

ちょうどその時、ドアから人影が現れた。

瀬戸内稔

あっ……

熊谷真紀

…………

灰原幸治

…………

瀬戸内稔

……………

島崎慶太

………

飯塚瞬

……………あ……これは……その……

熊谷真紀

もうバレちゃったかぁ……で、どうすんの？話でも聞く？

彼女の口角が上に上がった。

この作品はいかがでしたか？

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「第四章人狼物語」並びに人狼物語シリーズを読んでくださった方、大変遅くなり申し訳ありません。最後の投稿から機種変をしたのですが、アカウントがうまく引き継げず、新しいアカウントを作らざるを得ない状況となってしまいました。ですが、頭の中では常に人狼物語のことばっかりで、今後のストーリーを濃く、深く構図いたしました。このアカウントが新しいアカウントとなりますので、またよろしくお願いしますm(_ _)m

絹豆腐に醤油。

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