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るぅとside
__凄いね!瑠斗くん天才!
脳裏にそんな言葉が響く。
小さいころ女の子に言われた言葉だった。
そんなことは知ってます。もう自覚してるレベルです
__出来がいいのねぇ
そんなことないです。両親は僕に興味もなかったので
__何でもできすぎて気持ち悪い
__感情のないロボットみたい
__あなたみたいな子、産まなければよかった
黄神
頭を抑えながら廊下の壁を伝い、ズルズル歩いていく。
感情のないロボットなのは泣いたらダメだって思ったからそう見えただけです。
、、、産まなければよかった?
僕も産れなければよかったと思ってますよ。
親のために頑張っていた努力は、かえって気持ち悪がられる道具となった
黄神
誰もいない廊下に座り込む。
、、、ここはどこだ?
クラクラした頭であたりを見回す。
僕はどこまで来たんだろう。
あれ?ここ、学校だよね。
空気が薄い。
__だれにも愛されないのなら、仮面をつけよう。
誰にでも愛される優しい仮面を
、、、そうして僕は笑顔という仮面を貼り付けた。
遠井さんとなーくん、さとみくんは幼馴染だし、僕のことを知ったうえで付き合ってくれた。
それ以外の人にはバレずに今まで、、、
「だって、心から笑ってないように見えるし、性格もそんな真面目じゃないでしょ」
黄神
、、、だから嫌いなんです。あんな明るい太陽みたいな人は。
何でも感づいて、自由で、みんなに愛される。
、、、僕とは真反対の人、、、
青猿