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これはある日に突然ある人に送られてきたメールだ

あかりへ

昨日の夜、電話で蘇枋に「明日の朝早めに来て。手合わせしたいんだ」って言われた。 あいつがいきなり手合わせしようって言うのはおかしいと思ったから、もしものために時効で効くメールを送っておく。

電話したときの蘇枋の声はどこかおかしくて寒気がした。あかりにこのことを言わなかったのは反省だが、大丈夫だろうなとは思っていた

でも本気の蘇枋は駄目だ

俺は今まであかりに俺の家族の話をしてこなかった。もちろん俺は両親と離れて暮らしている。

それは色んな理由があってこうなったんだが1番は親父の原因だ。俺の親父は昔から母親を゛虐待゛していたんだ。

母親はこのままだと母子一緒に死んでしまうかもしれないと感じたらしい。だから俺だけでもと、母親が町の外に出したんだ。

もう家から出されたときから母親とは会っていないけど、母親は死んでるかもしれないし親父とは離婚してるかもしれない。

仮に俺が死んだとしても2人はお葬式に来ないはずだ。だからこそ言う。

あいつらは…親父はヤバいやつだ。きっとあかりならお葬式に俺の両親が来なかったことを怪しむだろ。

そして行動力があるから俺の両親の家へと行く。辺りだろ?そんなときのために行っておく

俺の母親だけは救ってくれ。

母ちゃんはただ親父に従わせられているだけだから。

これはあかりにしか頼めない。もう両親のところに行っていたら悪い。母親だけは゛白゛だから。お願いな。

そしてもし俺が死んだときへのメッセージ

あかりとの日々を考えただけですげえ楽しかったし、もっとこれから色んな場所出かけたり遊んだりしたかった

でも空からずっとお前のことを見てる

「可愛い」ってもっと言ってやれなくてごめん、「大好きだ」ってもっと言ってやれなくてごめん。

そして俺が死んでたらごめん

でもあかりと一緒にいる人生はすげえ楽しかったぜ

大好きだ、ありがとうな

桜遥

このメッセージが送られてきたのはつい最近で

遥から送られてきたメッセージだと、夢を見ている気分だった

日野あかり

遥っ……!!

私は朝から泣いた

まさか時効で送られるメッセージを書いていたなんて。

遥はきっと蘇枋くんに殺されるのを覚悟で手合わせをしたんだ

本気の蘇枋くんは怖いと信じていたから

それでも___

日野あかり

ありがとう、遥っ……!!

学校内に彼氏を殺した犯人がいたらどうしますか

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