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4月××日
しんちゃん
しんちゃん
こうすけ
お母さん
お父さん
しんちゃん
お母さん
お父さん
お母さんとお父さんはいつも僕にだけ冷たいんだ
こうすけ
こうすけ
お母さん
お母さん
お父さん
しんちゃん
こうすけ
しんちゃん
しんちゃん
お母さん
お母さん
お父さん
ほらね
僕にだけ冷たい
こうすけ
お母さん
お父さん
しんちゃん
しんちゃん
お母さん
お父さん
ガチャ
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
帰宅後
しんちゃん
お母さん
お父さん
しんちゃん
こうすけ
しんちゃん
こうすけ
こうすけ
お父さん
お父さん
こうすけ
しんちゃん
僕はイライラして仕方がなかった
だから無視し続けた
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
こうすけ
こうすけ
こうすけ
お父さん
お母さん
お母さん
しんちゃん
こうすけ
こうすけ
しんちゃん
ガチャン!
僕は無意識に自分の部屋に入っていた
しんちゃん
しんちゃん
冷たい涙が頬をつたっていく
しんちゃん
しんちゃん
翌日
お母さん
お父さん
こうすけ
しんちゃん
お母さん
お母さん
こうすけ
こうすけ
お父さん
しんちゃん
お母さん
お母さん
こうすけ
こうすけ
お父さん
しんちゃん
僕はそれをただただ眺めることしか出来なかった
こうすけ
こうすけ
お母さん
お母さん
お父さん
お母さん
お母さん
お父さん
しんちゃん
僕は無言のまま
こうすけの後を追った
こうすけ
こうすけ
しんちゃん
こうすけ
こうすけ
こうすけは深い池に落ちてしまった
しんちゃん
でも僕の体は
動こうとしなかった
ただーーー
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
こうすけ
しんちゃん
こうすけ
僕はなぜかスッキリした
少しの罪悪感も感じなかった
むしろ
良いことをしたように
気分がよくなっていたーーー
あの事件から1年が経った
僕は5年生
しんちゃん
しんちゃん
ピロンっ
しんちゃん
僕はスマホを覗いた
そこには
1つの音声メッセージが送られていた
こうすけ
しんちゃん
しんちゃん
お母さん
お母さん
お母さん
しんちゃん
しんちゃん
2階のシーンとした僕の部屋に
僕の大きな声が響く
ガチャ
しんちゃん
友達
しんちゃん
友達
しんちゃん
友達
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
お母さん
お母さんの小さな声が
微かに聞こえた気がした
友達
友達
しんちゃん
友達
しんちゃん
友達
しんちゃん
しんちゃん
友達
友達
友達
しんちゃん
僕は友達にこうすけが亡くなって
嬉しいとは言わなかった
本当はーーー
少し嬉しかった自分がいたのに
友達
ぽんっ
友達の温かい手が俺をホッとさせた
しんちゃん
しんちゃん
友達
こうすけ
しんちゃん
友達
友達
しんちゃん
しんちゃん
僕はこうすけの声だと言わなかった
こうすけ
こうすけ
こうすけ
しんちゃん
僕は硬いコンクリートの地面を
強く踏んだ
ブゥウウゥゥン!
その時
大きなトラックが前を通った
しんちゃん
友達
友達
しんちゃん
僕はこうすけに助けられたんだ
そう感じた
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
友達
友達
友達
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
友達
しんちゃん
しんちゃん
友達
友達
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
しんちゃん
そう言いながら友達にその音声メッセージを聞かせた
友達
友達
友達
友達
友達
「しんちゃん、まえ!」
「しんちゃ、まえ!」
「しんぢゃ、まえ!」
「しんじ、まえ!」
「死んじまえ!」