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主
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ここは、"異能力者総合収容施設"。
この世界にいる最も危険とされる能力者を収容し、観察する施設だ。
観察、とは言ったが、実際はそんな生易しいものではない。
容赦なく毒薬や研究段階の薬を投入したりと、闇の世界では有名な研究所なのだ。
また、研究が上手くいった者の中には、奴奴隷として競に出される場合もある。
奴隷にされた者は、契約者から汚れ仕事や奉仕をさせる為に扱われる。
…そんな研究所に、ある1人の少女がいた。
名をルナという。
ルナは生まれた時から忌み子と称され、 生みの親からも、村人からも蔑まれている存在だった。
3歳の頃、ルナが居た村で不作が続いた。
普通ならばその年の天候による不作などと考えるべきだが、最も有力な候補として、忌み子と蔑まれたルナがあがってしまったのだ。
そして忌み子のルナは捨てられ…と、ここまではよくある話だ。
問題はその後、例の施設に拾われてしまったのがいけなかったのだ。
先程も言った通り、この施設は闇の世界では有名な場所。
即ち、真っ当な施設ではないという事だ。
施設から脱出できた者は誰1人おらず、しようとした者には地獄のような"お仕置き"が待っている。
…
え？何でそんな事をお前が知ってるんだって？
…さぁね。もっとルナの事を知ればわかるんじゃない？
最も、今の状態じゃ"自覚"すら無理だろうけどねぇ。
んじゃあ、ルナの視点でも見てみる？
それこそ、見てて気分のいい物ではないけどね…。
主
主
主
主
主
主
主
主
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