闇桜
パキパキッ…
闇桜
闇桜の首から 下の身体は既に凍って しまっている。
闇桜
闇桜
意識失いそう…)
スッ
闇桜
突然、右手に待っていた 黒い魂が青に変わる。
そして、 片方の魂に当たるぐらいに 近づけれるようになった。
闇桜
闇桜
ポワッ
闇桜は右手から 煌びやかな薄桃色の 光が現れ、2つの魂を包む。
すると、 分離していた2つの魂が 徐々に1つに戻り始める。
闇桜
いける。)
第63話
『家族』
青影
闇桜
青影
青影
闇桜
青影は上半身を 起こし座る。
青影
闇桜
青影
青影
怪我してるっ!?)
闇桜
大丈夫よ。
青影
どうしたんですかっ?!
青影
手当てしないと…)
闇桜
青影
闇桜は突然、その場に ゆっくりと横になる。
闇桜
いつもの…眠気が…
闇桜
魔法…使いす…ぎた…
青影
闇桜
闇桜はそのまま、 その場で眠りについた。
青影
青影
青影
ふと青影は 左手に何か握っているのに 気がつき、開く。
そこには、 闇桜の赤い花の 髪飾りが あった。
青影
握ってたのか?)
青影
上着ポケットに
入れておくか。)
青影
立浪 義信
青影
大丈夫だ。
青影
大丈夫か?
青影
立浪 義信
青影
あったんだ?
義信は先程までの 状況を青影に話した。
青影
青影
闇桜さんが寝てるのは
俺のせいなのか。)
立浪 義信
立浪 義信
立浪 義信
晒す事とは
思わなかった。
青影
だっただろ?
立浪 義信
してない。
立浪 義信
かっただけだ。
立浪 義信
大切だからな。
青影
なんで一緒に
居てくれなかったんだ?
青影
他の人達より
変わってる。
青影
それでも、
青影
幸せに暮らしてただろ?
立浪 義信
壊れるかもしれない
不安があった。
立浪 義信
知る術がないからな。
立浪 義信
行動しなければ
ならない。
青影
青影
知らない声が
聞こえるなんて、
言ったから…
青影
与えてしまった…)
青影
こんな事には
ならなかったかも
しれない。)
立浪 義信
望んでたか?
青影
青影
幸せに暮らせる事を
望んでた。
青影
寂しかったんだ。
青影
仕事ばかりで、
全く会えなかったし、
青影
遊ぶことも話すことも
なかったからな…。
立浪 義信
青影
思ってたはずだ。
青影
父さんが一番好き
だったし、
青影
いつも寂しそうな顔
だったからな…
青影はふと上着の 内側に左手を入れる。
青影
青影
上着の 内ポケットを確認するが、 そこには何も入ってない。
立浪 義信
青影
見てないか?
青影
立浪 義信
青影
青影
立浪 義信
いつも持ってたな。
立浪 義信
青影
見た事あるか?
立浪 義信
青影
ロケットペンダント
になってるんだ。
青影
あって、押すと
開く仕組みに
なっているんだ。
立浪 義信
青影
青影
入ってる。
立浪 義信
義信はロケットペンダントの 横を触る。
すると、そこに ボタンらしき部分を 見つけ押す。
カチッ
立浪 義信
壱
青影 義信
壱
きれいなかいさん!
壱
かりてるの!
壱の抱いている鮫の ぬいぐるみにペンダントが かけられている。
壱
おかあさんの
たからものが
はいってるんだって。
青影 義信
壱
たからものって
なにかな?
壱
しんぢゅさん?
青影 義信
分からないな。
清子
清子
難しいかしら?
青影 義信
清子
青影 義信
使うんだ?
清子
とかに飾るのよ。
清子
家族3人のが
壱が生まれた時のしか
なかったのよ。
清子
撮ろうと思って…
青影 義信
壱
まだとるの?
清子
もう終わるわ。
青影 義信
清子
これで大丈夫よ。
清子
協力してくれて
ありがとうね。
青影 義信
壱
あそぼっ!
壱
青影 義信
清子
壱
清子
しましょうか!
清子
魔法で海の中に
隠れるのは駄目よ?
清子
壱
青影 義信
壱
清子
遊び疲れて
寝たわね。
レジャー シートの上で 鮫のぬいぐるみを持った 壱が寝ており、義信が 毛布をかける。
清子
清子
もちもちで~♡
青影 義信
触ったら
起きるぞ。
清子
貴方も壱を
触ってるでしょ?
青影 義信
触れ合いだ。
清子
そうね♡
青影 義信
青影 義信
すまなかった。
清子
青影 義信
表情を作る事が
出来ない。
青影 義信
分からなくてな…
清子
青影 義信
私は君や壱と
いる事が楽しいし、
青影 義信
思った事はない。
青影 義信
信じてもらえない
と思うが…
清子
清子
大事に想ってくれてる
のは分かってるわ。
清子
今一緒に居ないでしょ?
青影 義信
そうだな。
清子
私への愛がなくても
いるかもしれないわね。
清子
大好きだから~♡
清子は嬉しそうに そう言いながら、 義信の方へくっつく。
青影 義信
青影 義信
体調は大丈夫か?
清子
清子
鱗出てないでしょ?
清子
水分足りなくなったら、
海の中に飛び込むわ。
青影 義信
壱は変わりないか?
青影 義信
早くに眠ったからな…
清子
言ってるぐらいね。
清子
うなされてる訳では
ないから問題ないわ。
青影 義信
青影 義信
なければいいが…)
清子
色々悩まなくても
大丈夫よ。
清子
ないでしょ?
青影 義信
清子
分からないけれど、
清子
でもいいのよ、
清子
壱と一緒に
居れたらいいの。
清子
幸せだから。
青影 義信
清子
その時解決しましょう。
清子
清子
義信さんは
健康を考えた方が
いいわよ。
青影 義信
清子
仕事と私達の事を
優先で自分の事を
疎かじゃない。
清子
清子
睡眠最低6時間は
心掛けないと…
青影 義信
気をつける。
清子
何度も
聞いてきたわよ?
青影 義信
青影 義信
つい忘れてしまう。)
清子
私毎日ずっと貴方と
一緒に行動するわよ?
清子
ちゃんとさせる為にね…
清子
就寝中も…ウフフッ♡
青影 義信
清子
私達夫婦でしょ?
清子
恥ずかしがらなくても…
青影 義信
それでもいいな。
清子
青影 義信
一緒にいるのが
癒しだからな。
青影 義信
その時間がほしいな。
青影 義信
相談してみようか。
清子
清子は顔を赤らめながら 義信から視線を逸らす。
青影 義信
返しだっただろう。)
青影 義信
青影 義信
仕事場の仲間に
迷惑がかかる。
清子
清子
清子
青影 義信
青影 義信
青影 義信
表情に出るから
分かりやすいな。)
青影 義信
私は愛らしいと
感じる。)
清子
青影 義信
清子
青影 義信
青影 義信
青影 義信
義信は表情をゆっくりと変え、 清子の方を向く。
清子
青影 義信
こうやって作るのか…)
清子
こっちも素敵ね~♡
青影 義信
撮るか。
清子
青影 義信
分かったからな。
義信はそう言いながら 清子に微笑む。
すると、彼女も 返すように笑顔になる。
清子
撮りましょうね。
立浪 義信
立浪 義信
立浪 義信
大事にしてたのか…)
立浪 義信
私を恨んでたか?
青影
恨んでなかった。
青影
俺らに迷惑を
かけたって悔やんでた。
立浪 義信
青影
大切に思うなら、
もうやめろ。
青影
父さんが道を
外れるのは見たくない。
立浪 義信
時間を無駄に
してしまった。)
立浪 義信
暮らせないな。
青影
面会ぐらいは
出来るだろ?
青影
俺は会いに行くよ。
立浪 義信
青影
決まってるだろ。
青影
沢山あるし…
青影
父さんが好きなのは
変わらないから。
立浪 義信
ブンッ!
青影
ガギンッ!
立浪 義信
青影は左から何かが 向かって動いたの感知し、 瞬時に左に避ける。
青影
先程いた場所には 黒い片槍鎌の鎌が地面に 刺さっていた。
そして、 片槍鎌は地面から鎌を抜き、 青影の方に鎌を向ける。
立浪 義信
魔法が…
青影
出してるん
じゃないのか?
立浪 義信
使っていない。
立浪 義信
青影
立浪 義信
ズキッ!
立浪 義信
突然、義信が 胸を押さえて、その場に うずくまる。
青影
シュシュッ!
青影
青影と闇桜のまわりに 複数の黒い影が付着する。
青影
ポワッ
ブンッ!
シュシュッ!
鎌が振り下ろされたと 同時に複数の影から 黒い月の形が現れ、 二人に向かって放たれる。
ゴポゴポッ
青影はすぐさま 彼と闇桜のまわりに 厚い水の壁を生み出す。
黒い月は水の壁に入ると、 減速し止まる。
青影
どうなってるんだ?)
青影
父さん以外の誰かが
動かしてるのか?)
青影
今一番危険なのは
闇桜さんだ。)
青影
移動させないと…)
シュッ!
青影
ドゴンッ!
何かが水の壁を 高速に貫通し、
青影はそれに押され、 遠くに飛ばされ 壁に直撃する。
ググッ…
青影
青影
青影は 左腕で何かを 受け止めていた。
彼の握っている左手には 片鎌槍の尖った槍先。
その力は抑えきれず、 青影の胸へと 徐々に近づく。
青影
きついな…)
青影
貫かれる…。)
立浪 義信
魔女の仕業だろう。)
立浪 義信
ならないと判断して
自らで操作を…)
立浪 義信
私の魔力を使って
あれを生み出している…)
立浪 義信
立浪 義信
魔力の流れを
止めれば、消えるが
今は全く…)
立浪 義信
壱が殺される。)
立浪 義信
しなければ…)
立浪 義信
魔法を生み出す元を
断ち切る。)
立浪 義信
取引で貰ったもの。)
立浪 義信
魔法を消すのは
不可能だな。)
立浪 義信
同意がなければ、
破棄出来ない。)
立浪 義信
残るは…)
青影
この力は緩まないな。)
青影
氷柱を出して
弾くのは…)
青影
意識する事で
手一杯だ。)
青影
左腕の力が緩んで
しまう。)
立浪 義信
青影は呼ばれて、 義信の方を見る。
彼は胸を押さえながらも、 何とかその場に立っていた。
立浪 義信
こんな事になって
しまって…
立浪 義信
してやれなかった。
立浪 義信
させてしまった。
青影
立浪 義信
…失格な事だ。
立浪 義信
道を間違えないでくれ。
立浪 義信
ないが…家族が
出来たなら、
立浪 義信
大切な人を
傍で大事に…な。
青影
何を言って…
立浪 義信
生きている事が
私の幸せだ。
立浪 義信
宝物、
立浪 義信
立浪 義信
奪わせはしない…。
カチャンッ
青影
義信は白衣の内から 拳銃を取り出した。
そして、引き金に 人差し指を置き、 銃口を頭の横に構える。
青影
青影
やめろっ!!
善信は青影を見ながら 柔らかな笑顔をする。
立浪 義信
幸せに生きてくれ。
青影
青影
バンッ!!
銃弾は発砲され、
義信の頭を貫通する。
バタンッ…
数秒後、義信の身体は 地面に倒れた。
そして、頭付近から 赤い血だまりが 徐々に広がる。
スッ
青影を襲っていた 黒い片鎌槍鎌が地面に落ち、 黒い塵となり消えた。
だが、その事に目もくれず、 青影は義信の方へ 急いで向かう。
青影
青影
青影
青影
死なせるかっ…)
青影
青影
ボロッ
青影
突如、義信の身体が 崩れ始め、灰と なっていく。
青影
容疑者と同じ…
青影
もう…どうしようも
ないじゃないか…)
義信の身体は段々と 崩れ始め、
そして、灰となり 地面に残った。
青影
青影
青影
青影






