蒼桜
(んー、
ま、まぶしいな……)

朝、 カーテンから
差し込む
太陽の光で
目が覚めて、、、
蒼桜
あ、あれ?
ここはどこ?

珠希
もー何、寝ぼけてるのよ、
ここは合宿所でしょ?
私たち昨日から
お泊まりさせて
もらったじゃない?

来瑠海
そうだよ~
あおちゃん、大丈夫?

蒼桜
あ、そうだった!
で、何で
違う部屋の
くるみちゃんたちが
私たちの部屋にいるの?

芹華
え?
あおちゃん
ホント、まだ寝ぼけてるの?
女と男
同じ部屋だから
まずいって
なって、昨日
急遽変えてもらったじゃん?

来瑠海
でも、
レッスンの時とかは
こないだ、
決めた
チームだけどねー?

蒼桜
は、そ、そうだった、
昨日
菊池さんにそんな話
されてたの、
い、今思い出した、

珠希
本当にしっかりしてよね?
私と同じチームなんだから
足引っ張らないで
ちょうだい?

蒼桜
は、はい。
すみません。

優依
あおちゃん、大丈夫よ?
これから、頑張って
覚えていこ?

そう言って、
ゆいちゃんは
いつも優しく
励ましてくれる。
蒼桜
ううっ、 ゆいちゃーん!
私、この
オーディション仲間に
ゆいちゃんが、いて
良かったーホント天使!

優依
んへへ笑
そ、そんなそんな
大袈裟だよ?笑

来瑠海
ねぇねぇ、
レッスンまで
時間あるから
少し恋バナでもしない?

そう言って、
くるみちゃんは
自分のポーチから
リップを取り出し
唇に塗りながら話続けた。
蒼桜
こ、恋バナー?

芹華
そんな時間あるのかな?

珠希
無いわよ、皆の事
待たせちゃ悪いし
早く部屋から出ましょ?

来瑠海
えー、
少しだけでいいから
お願い?(上目遣いし)

蒼桜side
わ-、 前から
思ってたけど
来瑠海ちゃんって
本当に可愛いよね、
目が大きくて
色白くて
お人形さんみたい、
芹華
もー、
しょうがないなー
少しだけだからね?

来瑠海
わーい!
ありがとー!
ねぇ、皆は
メンバーの誰かと
喋った?

蒼桜
わ、私は
この間
料理一緒にしてくれた、
西山君と前田君ぐらいしか
喋ってないよ、

珠希
私もそんなに
ないわね。
話したとしても
日常会話ぐらいかしら?
世間話とか
中々する時間ないものね。

来瑠海
芹華は?

芹華
わ、私?
んー、
喋ったことあるよ!

来瑠海
え? だ、誰と?

芹華
えーと、
誰だったけな?
んー、確か
本多君とか、言ってたっけな?

来瑠海
えっ !?

芹華
え?
そ、そんなに
驚くこと?

来瑠海
あ、い、いや
べ、べつに
そ、それで
本多君と何話したの?

芹華
えー、
なんだろ?
この間、たまたまリビングに
いたら、丁度
本多君が来て、
えー、そんな
大した話してないよ?

来瑠海
なになに?
ねぇ、何のお話したのー?
教えてよー?

芹華
もう!
そんな、くるみが
期待するような
話してないって!

来瑠海
き、気になって
レッスンどころじゃないよ~

珠希
ははーん、もしかして
くるみ、アンタ
本多君のこと?

来瑠海
わーわー、
な、なんもなーい!
(かなり 焦りながら)

芹華
え?
なに?

珠希
いやー、
なるほどね、
そーゆことなのね。

芹華
え?
マジで私、分かんないんだけど……

風磨
おーい!
女子たちー?
そろそろ、
レッスン始まるけど
準備出来たかー?

菊池さんが
部屋越しで
私達のことを
呼ぶ声が聞こえてきた。
蒼桜
あ、はーい!
今から行きます!

珠希
さぁ、皆
部屋から出るわよ!

優依
はーい!

芹華
うん!

来瑠海
は~い!
(せ、芹華のやつ、大夢君と
馴れ馴れしくお話しちゃって、ゆ、
許せない!!)
