俺らは…

そう言って俺は準備をし 待ち合わせ場所に向かった

この後電車に乗って少し街まで出て 夕方になるまで3人で遊んだ

この時の俺はまだ 何も分かってなかった

この時わかってたら 絶対遊びに行ったりしなかったのに…

あれから俺とるぅ💛くんは2人で 遊びまくった

『俺らはかからない』

大丈夫だって思い込んで遊び続けた

でもいつまでも何も無いはず無かった

そう、異常表れだしたのはあれから 2週間後の話だった

いつも元気だった祖父が体調を崩した

咳に発熱

嗅覚、味覚障害

何かおかしい

そう思い祖父を病院へ連れていった

病院で言われたこと

それは

という一言だった

それから俺たち濃厚接触者である 家族はコロナウイルスの検査をされた

そうして父･母の コロナウイルス陽性反応が確認された

唯一若かった俺だけ陰性だった

祖父と父の状態は悪化し人工呼吸器 なしでは呼吸が出来ないほどに なっていた

そうしてそのまま祖父と父は死んだ

母は悪化もせずそのまま退院出来た

俺と母だけが残された

もう祖父にも父にも会えない

そう思うと罪悪感でいっぱいになった

それから母は俺の目を盗んでは何度も 死のうとした

そう俺がいったのと同時に母は

俺を鋭い目で睨んできた

胸が苦しかった

母にあわせる顔がなかった

それから母は次第に窶れていき腕には おびただしい程の リスカの跡が目立つようになった

俺も苦しかった

そんな苦しい時に友達から 連絡が入った

それ以来友達からの連絡は途絶え 不安感だけが募っていった

それから1週間後

友達のスマホから連絡が来た

まさか、と思った

その予感は的中し友達の 母から告げられた

信じれなかった

けれど信じるしか無かった

俺は全てを失った

家族も友達も全て

生きている母にも責められて

もう、心もぼろぼろだった

あの時、外に出なければ…

そんな後悔今になってはもう遅い

その事実だけが張り付いて 剥がれなかった

皆には俺みたいになって 欲しくない

だから言わせて欲しい

自分はかからない

そんなこと思わず自粛をして欲しい

君の行動1つで何人もの 命を奪ってしまうかもしれない

だからよく考えて欲しい

今、自分が何をしないといけなくて 何をしてはいけないかを…