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サカナ

どうも皆様、サカナです

サカナ

今回の元の話、大好きなんですけど怖くて苦手なんですよね

サカナ

がんばって怖くしますので、お楽しみください

サカナ

禁足地というのは、やはり入ってはいけませんね

日帝

この帽子、どうしようか…

3日ほど前、イタ王から持っているようにと言われた帽子

意外にも、近くで見たのは初めてだった

日帝

返さないと、あいつも困るよな

なぜこの帽子を持たされたのかはわからないが、何か意味があったのだろう

prrrrrr

日帝

考えあぐねていると、突如携帯が鳴った

日帝

もしもし

通話相手は、私の人間の友人だ

彼は同じ戦を生き残った部隊の隊員で、終戦後も交流がある人間の1人だ

N郎

日帝か?

会わないうちに随分老いてしまったようで、若い時の威勢の良さは感じられなかった

日帝

あぁ

日帝

大日本帝国陸軍だ

N郎

実は、日帝に頼みたいことがあるんだ

日帝

頼みたいこと?

日帝

私にできることなら、なんでもするが

N郎

そりゃあありがたい

N郎

実は最近、腰をやってしまってな

日帝

お前も老いたものだな

N郎

うるさい

友との会話は、やはり楽しい

こうして言い合えるのも、現世では彼のような者だけだろう

日帝

それで?

日帝

家事でも手伝えということか?

N郎

いや、それは問題ない

N郎

息子夫婦が来てくれるからな

日帝

あぁ…あの人たちか

日帝

なら、何を頼むと言うんだ?

N郎

私が持っている山の管理

日帝

あれか…

彼は父親から大きめの山を遺産相続されており、いざという時のために残しているそうだ

N郎

腰をやってしまって、あそこの管理が出来ないんだ

N郎

不法投棄とかに気をつけるだけでいいから、ちょっとばかり頼まれてくれないか?

N郎

3日だ、3日経ったら専門が来る

日帝

そのくらいであれば、別に構わんぞ

日帝

和歌山だったな?

N郎

あぁ

N郎

遠いだろうが、よろしくな

日帝

いつから行けばいい?

N郎

そうだな…明日からでもいいか?

日帝

任せておけ

N郎

近くに私の家があるから、3日くらい泊まれるぞ

N郎

山小屋もあるしな

日帝

承知した

日帝

また明日な

N郎

あぁ、ありがとうな

プツッ

日帝

ふむ…

日帝

日本たちにも伝えておかねばな

私は残りの家事を終わらせて、この前のキャンプ(仮)で準備していたものを引っ張り出した

 

 

日帝

…というわけで、私は明日から3日ほどいない

日本

モグモグわかりモグモグましたモグモグ

日帝

食べながら喋るな

日帝

行儀が悪い

日本

…ゴクン

日本

すみません、美味しくてつい

にゃぽん

お兄ちゃん怒られてやんのー

日本

美味しいんですもん

にゃぽん

まあそうだけどさ

今日は刺身だ

昼頃に知人から釣れた魚をもらい、それを捌いてみた

結構上手くできたと思う

にゃぽん

お父さんがいない間、にゃぽちゃんたちだけで頑張らないとねー

日帝

あぁ

日帝

何かあったら連絡しろよ

日本

にしても、和歌山だなんて遠いですね

日帝

そうだな

日帝

お前たちに何かあっても駆けつけられない距離だから、少し心配だ

にゃぽん

お父さんってば心配性だなぁ!

にゃぽん

お兄ちゃんもいるし大丈夫だよ

日本

ええ

日本

僕も一応成人してますし、家事は問題ないですよ

それはそれで心配だが、変に言ってもしつこいだけだろうと思い、それ以上は何も言わなかった

翌朝

東京から和歌山までは遠いので、私は早々に家を出る

にゃぽん

ちょっとの間寂しくなるな〜

日帝

たった3日だろう

日帝

なに、すぐ戻るとも

日本

にゃぽん、ちゃんと家を出るんですよ

日本

今日から朝は僕たちいないんですから

にゃぽん

わかってるわかってる

にゃぽんは朝から漫画を読むことが多く、時間を忘れがちだ

日帝

しっかり時計を見ておけよ

にゃぽん

お父さんまでー

ぷくー、と頬を膨らませるにゃぽん

尻尾が不機嫌そうに揺れている

日本

まあ、そこまで言うならいいですけど…

日帝

む、そろそろ時間だな…2人とも、少しの間頼んだぞ

にゃぽん

任せといて!

日本

お任せください

日帝

行ってきます

日本・にゃぽん

いってらっしゃい!

朝早くに家を出て、私は新幹線に乗っている

日帝

(人が少ないな…)

今は早朝の6時台で、乗り合わせている人間は少なかった

日帝

(…またきさらぎ駅に行ったりしないよな…?)

電車ではないが、どうしても思い出してしまう

ただ、行けたら行けたでイタ王に帽子を返せるから、ある意味ではいいことのような気もする

日帝

和歌山までまだまだかかるな…

私は関西方面の基地にいたとはいえ、随分遠い地に友人を持ったものだ

日帝

ふぅ…ようやく降りられたか

新幹線で早めに来れたとはいえ、片道4時間だ

とっくに10時を過ぎていて、改めて距離を感じた

日帝

さっさと行くか…

移動は全カットです

N郎

よく来たな、日帝

日帝

あぁ、かなり遠かったよ

N郎

お前は変わらねえなあ

日帝

国だからな

N郎

羨ましいもんだ

彼は、以前会った時よりもかなり見目が違っていた

一瞬、こうして人はいなくなるのか…と寂しいことを考えてしまった

N郎

息子夫婦は外にいる

N郎

3日間よろしくな、日帝

日帝

こちらこそ

記憶を頼りに山の入り口へ向かうと、3人の男女がいた

彼の息子とその嫁だ

どうやら、彼には孫もいたらしい

N郎息子

お久しぶりです、日帝さん

息子嫁

私たちの式以来ですね

日帝

本当に久しぶりだ

日帝

よく覚えていたな

N郎息子

父さんの数少ない友人ですから

日帝

はは、彼の交流は最小限だからな

息子嫁

ほら、×子も挨拶して?

彼の孫であろう×子ちゃんは、母親である嫁さんの後ろに隠れている

私はしゃがみ込み、声をかけた

日帝

初めまして、だな

日帝

私は大日本帝国陸軍

日帝

日帝とでも呼んでくれ、×子ちゃん

私は子供に怖がられやすいので、私にしては優しすぎるほどに優しく声をかけた

×子

どうしてだろう、嫌な予感がする

息子嫁

×子、ちゃんと挨拶しなさい

×子

ぅ…

×子ちゃんは目に涙を浮かべ始める

日帝

×子ちゃん…?

×子

うわぁあああん!!!!

N郎息子

×子!?

息子嫁

え、え!?

思い切り泣かれた

私何もしてないのに

×子

こわいよぉ!!!

×子

おかぁさん!おとぉさん!

息子嫁

×子、大丈夫よ!

息子嫁

このお兄さんは良い人だから!

N郎息子

すみません!すみません!

N郎息子

普段はこんなことないのですが…

日帝

…い、いや…大丈夫だ…

日帝

私は子供に怖がられやすいからな…

日帝

気にしていない…

N郎息子

明らかにショック受けてますよね!?

×子

うえぇええん!!

息子嫁

×子〜大丈夫よ〜!

息子嫁

日帝さんは怖くないわよ〜!

嫁さんが必死に泣き止まそうとするも、×子ちゃんは一向に泣き止まない

もはや私が泣きそうだ

日帝

×子ちゃん、私は怖くないぞ…

×子

こわいぃ!!

日帝

グサッ

N郎息子

すみませんすみません!!

日帝

ははは…

即答されると流石にくるものがある

主に涙腺から

息子嫁

わ、私×子を泣き止ませてきます

息子嫁

あなたは日帝さんを案内しといて!

N郎息子

わ、わかった

N郎息子

行きましょう日帝さん!

日帝

あぁ…

心に多大なるダメージを受けながらも、私たちは山に入った

N郎息子

先ほどはすみませんでした、日帝さん

日帝

私は気にしていないと言ったろう

日帝

だが、3日間あの子にストレスを与えてしまうかもしれないな…

N郎息子

なんとか慣れてくれたらいいんですけどね…

日帝

本当に申し訳ない

耳を見せたら、少しくらいは仲良くなれたりしないだろうか

…いや、きっとN郎にからかわれて終わりだな

N郎息子

きっと少し驚いただけですよ

日帝

あぁ…そうだと願っている

N郎息子

あ、そういえば、一つお伝えしなければならないことがありました

日帝

伝えること?

N郎息子

はい

N郎息子

ここからもっと先の険しい山道を登ると、ある場所につきます

N郎息子

そこは左右に巨大な松の木があって、何かの入り口の様にも見えるそうなのですが

N郎息子

絶対に入ってはいけません

日帝

何かあるのか?

N郎息子

大正時代あたり…ですかね?

N郎息子

昔のこの辺りの猟師たちのタブーで、入らないのは暗黙の了解だったらしいんです

N郎息子

詳しいことは僕にもわからないんですけど、不気味ですし入るのはやめた方がいいかと

日帝

なるほど…

人の忠告は聞くものだ

念のため頭に入れておこう

N郎

あはははははは!!!

日帝

そ、そんなに笑うな…

帰ってきた私は、N郎に色々な話をした

×子ちゃんに泣かれたと言うと、彼は思い切り笑い始めたのだ

N郎

あー腹が痛い!

N郎

×子があんなに泣くなんてどうしたのか気になってたんだ!

N郎

お前が怖いからって…w

N郎

く…ふふ…あはははは!!

顔を赤くしながら大笑いする彼は、若い時から何一つ変わっていない

N郎

ふぅ…ふふ…笑った笑った

日帝

まったく…

日帝

…というか、私はそんなに怖いか?

N郎

あぁ、怖いな

日帝

ぐっ…そうなのか

N郎

鬼教官だしな、初対面だとマジで怖いぞ

N郎

だが、あんなに泣くこともないと思うがなあ

N郎

態度も丸くなってるし、ちゃんと優しく声かけたんだろ?

日帝

怖がられやすいから、特に注意して声をかけたぞ

N郎

じゃあ何が原因なんだろうなあ?

日帝

私が知りたい…

私の姿以外、本当に心当たりがないのだ

×子ちゃんは家の中でも私を避け、姿を視認された瞬間いなくなってしまう

N郎

ま、これから仲良くやっていけばいい

N郎

どうせ3日はいるしな

日帝

そうだな…

子供と仲良くなる方法を考えながら、私はN郎の家に泊めてもらった

惹きつけ体質の日帝さん

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コメント

5

ユーザー

本当最高過ぎますッッ!!!ショック受けた日帝可愛すぎるww(続き楽しみッ

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