テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
“好きな人”という実況の声に 沸き立つ生徒達。
その間にも治くんや他の人が 次々とゴールしてくる中、
侑くんは1位の列へと誘導され、
私は観客席にひっそり戻った。
堺天音
堺天音
堺天音
堺天音
ぐるぐるとそんなふうに 考えながら、
校舎裏で気持ちを落ち着かせる。
今戻ったら付き合ってるかとか 聞かれそうだから、
もう少し経ったら戻ろう。
そう冷静になるために 深く息を吸う。
けど、次の瞬間には 驚きで心臓が飛び跳ねた。
宮侑
堺天音
堺天音
宮侑
堺天音
堺天音
内心チクった相手に怒りつつも、 明るく振る舞う。
侑くんと向き合う形で しばらく沈黙が続き、
私は俯いて地面を見ることしか 出来なかった。
宮侑
堺天音
宮侑
堺天音
堺天音
宮侑
堺天音
堺天音
宮侑
堺天音
侑くんが私の肩をわし掴む。
驚いて見上げると、
その顔はさっきよりずっと 真っ赤だった。
宮侑
宮侑
堺天音
宮侑
堺天音
堺天音
全然気付かなかった。
まさかモテモテの侑くんが、
中学の時から 告られまくりの侑くんが、
私のことを恋愛対象として 見ていたなんて。
まだ処理しきれず、
私はもじもじと 戸惑いを隠せなかった。
コメント
3件
ちょい嫉妬してる治の顔と照れてる侑の顔写真撮ってくれへん?そんでその写真ちょうだい
いち!!!? 俺は天音が好きやねん… おっふ…