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雪村 麻耶🦇🩷 。🦅🖤
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第十四話
『本音−大我side−』
START
大我
大我
我ながら、少しずるい聞き方だな、と思った
図書室の窓際、夕陽が差し込むいつもの席
目の前で固まっている北斗の瞳をまっすぐに見つめながら、俺は胸の奥で小さく息をのむ
本当は、昼間に廊下で慎太郎たちが「北斗への愛が~」なんて騒いでいるのを聞いたときから、ずっと心臓がざわついていた
もし北斗に、俺の知らない「好きな人」ができたら
そう考えただけで、喉の奥がキュッと締まるような、嫌な焦燥感が広がっていく
北斗はいつだって一歩引いていて、何を考えているのか分かりづらい
だから今日だって、驚かせて気を引きたくて、本棚の陰に隠れて待っていた
からかうような口調で距離を詰めたのも、北斗の本音が知りたくて、必死に「先輩」の余裕を演じていただけだ
なのに、北斗は戸惑ったように、俺から一歩、距離を置いた
北斗
その拒絶するような響きに、胸がひやりとする
からかってなんかいない。俺は、本気で――
言い訳をしようとした俺を遮るように、北斗は視線を彷徨わせながら、一気に言葉をまくし立てた
北斗
北斗
喉を震わせる北斗の声は、どこか苦しそうだった
なんだ、そんなことか、と安心しかけた次の瞬間
北斗の口から、予想もしなかった言葉が次々と溢れ出した
北斗
北斗
北斗
ドクン、と心臓が大きな音を立てた
特別
目で追う
一緒にいたい
北斗は「尊敬」って言葉で必死に包み隠そうとしているみたいだけど、その必死な表情も、微かに震える声も、語尾の熱量も、全部が俺の心の柔らかいところに突き刺さる
あー、もう、ダメだ
「先輩」の仮面なんて、これ以上被っていられない
大我
北斗
自分の声なのに、情けないくらいに掠れていた
これ以上顔を見られたくなくて、咄嗟に片手で顔を覆う
だけど、指の隙間から漏れる夕陽の光のせいだけじゃない、耳まで真っ赤に染まった自分の熱さは隠しようがなかった
大我
大我
消え入りそうな声で、なんとかそれだけを絞り出す
俯いていた北斗が、驚いたように勢いよく顔を上げたのが分かった
♡ 💬 待 っ て ま す ⌒ ♪
コメント
6件
ウゎッフゥー(?) 最高すぎてヨダレ出た(?)
読んだ読んだ!もうね、大我の「ずるいなぁ」からの「勘違いしちゃうじゃん」がさあ…! あの強がってる先輩の仮面がぼろっと剥がれていく感じ、めちゃくちゃ刺さったわ。 北斗が必死に「尊敬」って包んでるのに、声とか熱量とか全部バレバレなところも可愛すぎる。 両片想いのこのもどかしさ、最高です🔥