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校内放送
イシカワ
イシカワ
イガラシ
キョウトウ
キョウトウ
校内放送
イガラシ
イガラシ達はテレビを観られない状況であるため【革命軍】の一方的な放送で、状況を確認しなければならない。
周囲を取り巻いている警察やマスコミ関係者も同じような状況なのであろうか。
校内放送
そして、屋上にいる校長先生の体から、またしてもロープが切断される。
これで、残り2本。
誰がどう見たって、この時点で校長の体重を支えることは難しいだろう。
イシカワ
イシカワ
イシカワ
イガラシ
イガラシ
キョウトウ
イガラシ
イガラシ
校内放送
校内放送
イシカワ
イシカワ
イガラシ
イガラシ
しばらくそこから時間が空いた。
しかし、これまでと同様に、校内放送にて発表される。
すなわち、校長先生の今後を左右する、運命の結果が。
校内放送
校内放送
校内放送
イガラシ
てっきり当たりが出ないとばかり思っていたから、それは意外な結果となった。
キョウトウ
イシカワ
イガラシ
校内放送
校内放送
イガラシ
キョウトウ
イシカワ
イシカワ
校内放送
校内放送
とにもかくにも、当たりが出たのだから、このゲームは終わりだ。
なぜかカメラマンに扮していたヒグラシもまた、お役御免なのだろうか。
そもそも、なぜ彼がここにいるのか――。
イガラシの考えを遮るかのごとく放送が響き渡る。
校内放送
イガラシ
屋上を見上げてゾッとした。
校長の腰に巻かれていたロープは確かに解かれた。
だが、まだ校長先生は屋上の際に立ったままだ。
校内放送
その言葉と共に、屋上にいたガスマスクが、校長先生のことを後ろから蹴り飛ばした。
そう、イガラシ達が用意したマットの上から、あえて外れるような方向に向かって。
イガラシ
そこからはゆっくりと時間が流れた。
落ちないように両手を振ってバランスを取ろうとする校長。
しかしながら、最終的にはバランスを崩してしまい、そのまま落下運動を始める。
少し緩んだ安堵の表情から一変して、恐怖の表情で固まってしまった校長は、マットが敷いてある場所とは全く別の方向に向かって落下する。
思わずマットに手をかけたイガラシだったが――。
人が落ちた時の音というのは、どうやら想像していたものとは違うらしい。
ぐちゃり――とか、そんな生々しい音を想像していたのだが、実際のところは全くの別物。
まるで金属が地面に衝突したような音が辺りに響いた。
イガラシ
イガラシ達からかなり離れたところに、かつて校長だった肉の塊が、醜く横たわっていた。
イシカワ
イシカワ
周囲を取り囲む警察、マスコミ関係者がどよめく。
生放送であるがゆえに、この光景が全国に流れてしまったのであろう。
校内放送
校内放送
校内放送
イガラシ
イガラシ
イガラシは無意識に、強く拳を握りしめたのだった。
イガラシ