ドラケン
羽瑠
マイキー
怒りに満ちた顔で迫って来るマイキー
羽瑠
夕空ちゃんの頬を叩いたのは事実
でも、悪気があった訳では無い
軽々しく別れるとか言う夕空ちゃんが嫌だった
千冬
マイキー
羽瑠
三ツ谷
みんな私を冷たく見ている
ドラケン
ドラケン
いつもより低い声で話すドラケン
場地
きっとみんな怒ってるよね
羽瑠
羽瑠
羽瑠
嘘をつく必要は無い
だから先程の事を話した
だけど
マイキー
マイキー
マイキー
貴方は分かってくれない
羽瑠
なんで
なんでそんな事言うの?
武道
私はただ...
貴方の傍に入れさえすれば良かっただけなのに
羽瑠
千冬
羽瑠
羽瑠
羽瑠
羽瑠
そうマイキーを見つめる
マイキー
だけど貴方は逸らした
そっか
それが貴方の答えなんだね
三ツ谷
羽瑠
羽瑠
もう疲れちゃった
場地
羽瑠
羽瑠
貴方は私を選ばなかった
だったらもう
羽瑠
マイキー
羽瑠
私はそう言い残しその場を走り去った
羽瑠
起きる気力もない
あの日から何日経ったのかも分からない
それくらいまでに私は家に引きこもっていた
羽瑠
羽瑠
シンと静まり返った部屋で弱々しく呟いた
羽瑠
私はナイフを取り出し家から出た
羽瑠
辺りはもう日が暮れて真っ暗だ
羽瑠
私が向かった場所は昔マイキーと秘密の場所、として遊んでいたところ
だからここは誰も知らない
羽瑠
だからさ、ここで終わらそうと思うんだ
...最後は、ここに来てくれたり、
なんてありもしない期待をしてしまう
羽瑠
羽瑠
疲れたんだ
全部
私はポケットからナイフを取り出し自分に向ける
羽瑠
羽瑠
ナイフを自分の方へと振りかざした
羽瑠
でも、ナイフは私の心臓を貫かなかった
羽瑠
いや、貫かなかったのでは無く
私自身が出来なかった
羽瑠
嫌だよ
苦しいんだ
だけど、死ぬ勇気もない
羽瑠
つくづく私って
羽瑠
そう呟いたと同時に
マイキー
マイキー、と
夕空
夕空ちゃん達が目の前に現れた
羽瑠
羽瑠
来ないと思ってたんだけどなあ、
夕空
っ__
夕空
夕空
夕空
羽瑠
なにそれ
それじゃあ、“秘密の場所”じゃないじゃん
夕空
そう微笑んで話す夕空ちゃん
なんだよ、
最初から私が報われる事なんてなかったんじゃん
結局さぁ、ここだって夕空ちゃんがいると思ったんでしょ?
秘密の場所だと思ってたんだけどな
羽瑠
私はゆっくりと立ち上がりみんなから少し離れた
千冬
羽瑠
ドラケン
私はみんなにナイフを向けた
マイキー
辛いなぁ、
こんなに辛い事なんて初めてだよ
だったら
これが最後なら
羽瑠
コメント
2件
涙が止まりません😭 羽瑠ちゃん死なないで😢