欠陥人間6

同窓会当日

俺は

小6の頃の

クラスに来ていた。

紅更は

小学生の頃と

ほとんど変わらず

長い黒髪を

降ろしていた。

他の奴らも来てるし

……愛莉も

……遥輝も

美晴も居る……。

今更だが

周りのみんなの目が冷たい。

やっぱり

来るべきじゃなかったか……？

紅更は

小学生の頃から

ノリが良くて

よくケンカしたし

なぜか

ペアになることが多かった。

でも

頭は良かったし

運動もできたし

リーダーシップもとれた。

今思えば

女子で1番話してたな……。

俺が

いじめに連れ込まなければ

ただの良い奴だったんだけどな……。

愛莉は

優等生キャラで

美晴が

俺にいじめられるまで

美晴と親友だった。

美晴がいじめられるようになると

美晴から離れていった。

あまり思い出の無いやつだ。

でも

俺が美晴をいじめなければ

2人の友情は

壊れなかったよな……。

遥輝は

思い出したくもない。

二度と会いたくないやつ。

元親友だけど

俺を……。

思い出なんて

知るか……。

美晴。

美晴は

……。

俺が

美晴の

楽しかったはずの

小学校生活を壊した。

俺が……。

……。

なにか

俺に出来ないか……？

遥輝は

変わったな。

髪茶色に染めて

ピアス開けてるし

小学生の頃とは

大違いだな……。

魂胆はわからなかった。

けれど

遥輝に従い

廊下に出た。

みんなは

小学生の頃を

思い出していた。

続きます。

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