拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
スマホのロックを解除しメールの送り主の名前を見ると
そこには
花穂
と書かれていた
拓海
すぐにメールの内容を見たかったが
怖かった
でも見ないといけないと思い
僕はメールを開いた
拓海へ
久しぶり! 元気にしてるかな?
拓海
拓海
拓海
拓海
ちゃんと私のこと覚えてる?
まぁ覚えてる前提で話すんだけど
拓海
これを君が読んでるってことは
私はもうこの世にはいないことになります
拓海
なんとなくわかっていた
あの日
君が行ってしまった日からずっと
連絡が来なかったのだから
でもいざ
現実を伝えられると
胸が張り裂けるように痛かった
あのときは何も言わずに
行っちゃってごめんね
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
もう会うこともできないし
直接君の顔を見て言えないけど
最後に言わせてほしいな
いつも私のために
いろんなお願いを聞いてくれて
いろんな話を聞かせてくれて
ありがとう!
愛してるよ
拓海
拓海
拓海
もっと沢山言いたいことはあるけど
こういうときに限って
言葉がなかなか出てこないや
最後なのに短くてごめんね
じゃあ最後にお願いがあります
私はもうこの世にもういません
そんな私のことはもう忘れてください
君は君の人生を生きて
幸せになってください
新しい恋を見つけてください
もう過去は変えることはできません
いつまでも私のことを思い続けないでください
もう私のことで涙を流して
悲しまないでほしいです
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
これが私からの最後のお願いです
私の分まで幸せになってください
花穂より
じゃあね『拓海』
元気でね
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
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