ひな
ひな
ないこと話したいことあるから
そう言ったまろだけが、俺の家に残った
ないこ
さっきまでの騒がしい空間とは一転し、2人だけの静けさになんだか落ち着かない気持ちで飲み物を用意する
If
If
俺が渡したジュースを受け取っていつもと同じように笑うまろ
ないこ
ふ、と空気が緩んだ気がしてジュースを1口飲む
確かになんで俺こんな緊張してんだろ。まろとふたりきりなんて今までにもいっぱいあったのに
If
ないこ
If
ないこ
緊張するな、って言ったくせに真剣な表情で話し出すから、思わず姿勢を正す
If
ないこ
If
If
ないこ
慣れた口調で話すまろ。いつ自分の第二の性を知ったのかは知らないが、何度もplayをやった事があるのだろう
なんだか面白くなくて目を逸らしたまま返事をする
ないこ
If
ないこ
やりたくないことを強要されるのは嫌だな、と思わず顔をしかめる。まろに限ってそんなことはしないだろうけど
If
If
ないこ
If
ないこ
If
If
ないこ
ないこ
If
ないこ
If
If
ないこ
If
ないこ
If
ないこ
自分が何をされるのか分からないのが怖いんだよな、と考えていたのがわかったかのようにまろがまた口を開く
If
ないこ
If
ないこ
If
ないこ
If
ないこ
なんだよ、余裕な感じ出しやがって
拗ねてふい、と顔を逸らすとまろがまた笑う
If
If
一瞬で辺りが暗くなった
いや、実際には暗くなどなっていないのだろう
頭がぼーっとして、身体がふわふわと浮くような感覚
突き動かされるように椅子から降りて、向かいのまろの目の前まで足を進めていた
If
まろの言葉にぺしゃんと座り込む
自分の意思なのに、自分の意思じゃないみたい
見上げるとまろの口元がゆっくり弧を描いたのが見えた
If
ないこ
まろの手が俺の頭を撫でる
撫でられたところからじわじわと熱が広がっていく感じがした
ないこ
無意識にまろの手のひらに頬を擦り付けて、もっと撫でてと強請ってしまう
If
If
思いが通じたのかまろの手がまた俺を撫でる
それだけで何故かすごく満たされて、俺はゆっくり目を閉じた
…こ、
…いこ、
ないこ!!
ないこ
まろの声でハッと目を覚ます
If
ないこ
If
If
ないこ
ないこ
軽く頭を振ってみても、頭痛はもうしない
If
ないこ
凄いな、playって。こんなすぐ効くんだ
If
ないこ
言われて先程までの感覚を思い出す
ふわふわ浮いてるみたいで、暖かくて、それで……
ないこ
If
If
まろの手がまた俺の頭を撫でる
play中じゃないのに、すごく嬉しくて、満たされて
あれ、なんで俺こんな気持ちになってるんだろう
If
ないこ
顔を綻ばせたまろがなんだかすごく可愛く見えて思わず目を擦る
これはさっきまでplayしてたからだ
説明のつかない感情に、浮かんだ説をひとつ打ち消す
If
ないこ
If
ないこ
いつもは自分から泊まらせろって言ってくるくせに
If
暫く迷ったように目を泳がせるまろ
If
ないこ
荷物を持って立ち上がるまろを玄関まで見送る
If
ないこ
そう返すと一瞬驚いた後、また笑顔になる
ないこ
If
ないこ
靴を履き終えたまろが顔を上げる
If
ないこ
手を振り返して玄関の扉を閉めた
コメント
13件
尊すぎ⤴︎⤴︎⤴︎イェーイ(テンションおかしい)続き楽しみです!
たのしみみみみーん
あばばばばは( ◜ω◝ ) 尊すぎて尊すぎて尊い😇😇😇😇 リアルで声出ました🥺🥺🥺 続き楽しみです!!