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パラオ
パラオ
パラオ
だからぼくは、あさ、めがさめたら、まどをあけておひさまのひかりをあびるの。
そうしてごはんをたべて、うみでおさかなさんといっしょにおよぐんだ。とってもたのしいよ!
でもね、それができなかったときがあったんだよ。きゅうに、おおきいふねにのった、しろにあかいばってんのひとがきたんだ。
???
???
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???
パラオ
???
パラオ
パラオ
???
???
そのひとはじゅうじかをにぎってて、ぼくのしらないことばをはなしてた。そしてね、そのひとはぼくにこういったの。 きょうからはたらけ、って。 ぼくはなにをしたらいいかわからなかったけど、そのひとのいうことにしたがった。
パラオ
???
???
パラオ
パラオ
いっしょうけんめいやったけど、うまくいかなかった。ぼくがへただったからかな? そのひと、いつもおこってた。てをぶんぶんしてさけんでた。
???
???
パラオ
でもしごとをじょうずにできたり、
パラオ
???
くりすます? ってひはきげんがよかった。
パラオ
あとね、きがついたらぼく、すごくほそくなってたんだ。なんでだろう。
パラオ
パラオ
パラオ
そしてね、ばってんのひとがいなくなったの。
パラオ
パラオ
パラオ
???
つぎは、くろとしろとあかのせんのひとがきたんだ。ばってんのひとみたいにじゅうじかをにぎってて、てつのぼうしをかぶってた。
パラオ
???
パラオ
ぼくはそのひとに、ひさしぶりにおいしいおさかなさんがたべたいっておねがいしたの。
???
???
パラオ
でも、だめだった。いたかった。
それからは、ばってんのひとがいたころとぜんぜんかわらなかった。おいしいごはんはしばらくたべられないし、おなかがいたくなっても、だれも、しんぱいしてくれなかった。
パラオ
ぼくはだんだん、ほそくほそくなっていって、しばらくたって、またあたらしいひとがきた。
ないち
パラオ
ないち
かおにおひさまがあるひとだった。あのひとは、はじめてぱらおになまえをおしえてくれた。「だいにっぽんていこく」っていうんだって。でもそれだとながいから、「ないち」ってよんでほしいんだって。
ないち
パラオ
そしてね、そのひとはとってもやさしかったの! いっしょにおうたをうたってくれたし、びょういんもつくってくれたし、ことばもおしえてくれた。ぱらおは、ないちとすごすのがとってもたのしかったんだ。
パラオ
ないち
パラオ
パラオ
パラオ
ないち
ないち
パラオ
パラオ
ぱらお、ないちがおふねにのってとおくにいっちゃうのみて、のりたかったんだ。ぱらおはもっとないちといっしょにいたかった。
あとから、あたらしいひとにきいたよ。もうないちはいないって。いまはそのひとがめんどうをみてるって。ぱらおもそのひとにめんどうをみられるんだって。
あたらしいひと
パラオ
そのひとは、うそついてた。ないちはぱらおにたくさんやさしくしてくれたのに、わるものみたいにいわれた。
くやしかった。もういっかい、ないちにあいたい。
パラオ
パラオ
パラオ
ぼくはうみにむかってさけんだ。
あたらしいひと
あたらしいひと
パラオ
パラオ
あたらしいひと
パラオ
あたらしいひと
あたらしいひとにおそわったくりすますのぷれぜんとも、ないちをおねがいした。
パラオ
パラオ
ないちにおそわったたなばたのひにも、ないちにあいたいっておいのりしたんだよ。
あたらしいひと
あたらしいひと
あたらしいひと
あたらしいひと
パラオ
パラオ
しばらくたって、ぱらおはひとりだちすることになった。じゅうがつだったかな。
パラオ
パラオ
ぱらおは、ないちにあいたくて、ないちのいたところにいた。
いまないちのいたところには、あじあのせんしんこくがいるんだって。ばぶる? とかいろいろたいへんみたいだけど、あいたいんだよ。
ぱらおはないちにあいたい。
???
???
???
けっきょく、ないちはいなかった。でもね、ないちみたいにおひさまのある、とってもやさしいひとがいた。
パラオ
???
なまえは「にほん」だって。ないちとおなじように、ぱらおにとってもやさしい。
にほん
にほん
パラオ
ぱらお、にほん、だいすき!