3月になった。
昨日は春一番が吹いたんだって
しゅうは、 まだ起きないけど…
もう少しで生後14日。 出生届の期限が迫っているんだ。
英寿
英寿
英寿
愁
返事はなく、 機械の音だけが無機質に聞こえて来た。
英寿
愁
英寿
英寿
愁
英寿
愁
英寿
英寿
愁
英寿
英寿
英寿
愁
英寿
愁
薄ら目を開け、 ひでと目が合うと、 一粒の涙をこぼした。
俺は、頬に手を添え、 しゅうを包み込んだ
英寿
愁
英寿
愁
英寿
愁
英寿
英寿
愁
英寿
英寿
愁
英寿
目を覚ました愁。
会話もできた。
安心した。よかった。 そう思うと、 笑っているのに涙が止まらなかった。
愁
英寿
英寿
愁
英寿
愁
英寿
英寿
感覚が麻痺している右側に手術痕があるため、 痛みは感じていないらしい。
でも、あまり自分から動こうとはしなかった。
この後も、 すぐ寝てしまった。 自分から話そうともしないから、 何がどうなってるかはあまりわからなかった。
次の日
英寿
愁
英寿
愁
英寿
愁
英寿
英寿
愁
英寿
愁
英寿
英寿
英寿
愁
英寿
英寿
愁
英寿
英寿
英寿
愁
英寿
愁
英寿
英寿
英寿
愁
英寿
愁
愁
英寿
愁
英寿
英寿
愁
名前が決まった。 虹愛 虹羽
ずっと大切にするからな。
愁
英寿
愁
英寿
愁
英寿
愁
英寿
愁
英寿
英寿
英寿
英寿
愁
英寿
英寿
英寿
英寿
愁
英寿
愁
愁
英寿
しゅうの顔にも笑顔が戻りつつあった。 酸素チューブも外して 生活できるようになった。 名前が決まってから1週間後に、 熱も平熱に下がり、 退院の目処がたったのであった。
退院の目処が立ってから1週間
リハビリに励む日々だった。
でも、麻痺してないはずの左足が 動きにくくなってしまった。
愁
愁
看護師
愁
英寿
愁
英寿
英寿
愁
英寿
愁
愁
英寿
愁
愁
英寿
愁
英寿
愁
愁
英寿
愁
英寿
愁
愁
英寿
英寿
英寿
英寿
愁
英寿
愁
英寿
愁
泣いていたしゅうだけど、 とても話すのがゆっくりだったけど、 車椅子になったって俺の気持ち変わんないよ、 って伝わったかな? 大好きなんだからさ?
数日後
♿️ガラガラ…
愁
医者
愁
トコトコ…
英寿
英寿
英寿
愁
愁
英寿
愁
医者
医者
英寿
愁
医者
医者
英寿
医者
医者
英寿
愁
医者
英寿
愁
英寿
医者
英寿
医者
英寿
医者
英寿
愁
英寿
医者
愁
医者
医者
英寿
医者
愁
愁
英寿
医者
愁
医者
英寿
英寿
医者
トコトコ…
目を覚ましたばかりの時は気が付かなかった。 でも、徐々に話せるようになってきて。 やっぱりなんか前とは違う違和感を 感じていたんだけど、 話しづらくなってたんだね。 それでも話すのやめないでくれて、 すごく嬉しいんだよ。
愁
英寿
愁
英寿
英寿
愁
英寿
愁
英寿
英寿
愁
英寿
英寿
愁
愁
愁
愁
英寿
愁
愁
愁
愁
英寿
愁
愁
愁
英寿
愁
少し背もたれを起こして、 泣きそうになりながら伝えてくれた愁。
いてもたってもいられず、 しゅうの身体が持ち上がるほどに、 抱きしめた。
首に手を回して、しっかりと。
英寿
英寿
英寿
英寿
英寿
英寿
愁
英寿
愁
こうして、頑張って毎日を過ごしていた。
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