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上から下に、 緑の葉が落ちていくのを見る。
その緑の葉は5人に降り注いでいる。
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青鬼がイカを横目で見る。
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堕天使が煙草を取り出す。
それに悪魔が火をつける。
この動作も大分見慣れてきた。
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自然は沢山あるものの、 動物は1匹もいない。
猫も鳥も何もいない。
葉がざわめく音だけが聞こえる。
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目の前の長い階段の先に、 白い建物が見える。
その建物は他とは比べ物にならない 気品さがある。
周りはもう日が落ちかけている。
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堕天使が黒い翼を出す。
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悪魔も赤と黒の翼を出す。
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イカが神殿の方を見る。
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4人は歩いて階段を登って行った。
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もう完全に日が落ち、 周りが暗くなっていた。
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堕天使が肩で息をする。
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イカはすいすい泳ぐように登っていく。
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悪魔も慌てて階段を登る。
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今まで登ってきた階段を見下ろす。
下も上も長い。
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風の音がする。
辺りを月明かりが静かに照らしている。
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白くて、普通のサイズの神殿。
4人の人外の目的地でもあった。
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堕天使が神殿の前に立ち見上げる。
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青鬼が神殿の柱に手を添える。
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神殿の地面から黒い煙のようなものが 出てくる。
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その黒い煙が同じ場所に集まる。
その黒い煙はやがて、 人の形になる。
黒い煙で形成された少年は、 そのうち動き出した。
茶色い髪に、パーカー。
鮮やかな緑色の眼。
その少年は、
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心底嫌そうな顔をした。
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堕天使が後ろに1歩、距離をとる。
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2人は顔見知りらしい。
イカは神殿に関する仕事上だろうか。
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幽霊が青鬼を睨む。
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幽霊の後ろから、 また黒い煙が出てくる。
その黒い煙は、 ダイヤの剣と変化した。
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普通に、 幽霊は自分の意思を持っている。
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幽霊は剣を握りしめながら、 青鬼の目を真っ直ぐ見る。
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それを聞いて、先程見た黒い煙は 怨念だったのかと理解する。
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幽霊が首を傾げる。
その仕草は、とても幼く見える。
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青鬼が幽霊の話を遮る。
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一気に空気がピリつく。
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旅に出る前に、 図書室で読んだ気がする。
幽霊は、朝よりも夜の方が強い。
夜でも目がよく見える。
今は、沢山の星が夜空に浮かんでいる。
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青鬼達が来た道を向く。
幽霊は青鬼達の姿が見えなくなるまで ダイヤの剣を持ち続けていた。
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近くの地面には、 人の指や頭が埋められていた。
コメント
6件
緑く〜ん!!!かっこいぃ〜〜〜!!幽霊で怨念は最高すぎてやばい…最高だ!