医者
大和くん?
大和
はい
医者
お母さん、お子さんはどんな症状があるとかありますか?
母
大和の顔がへn
慌てて姉が母の口をむぐっと塞いだ
姉
顔に少し異常が、
医者
そうですか
母
はい
医者
具体的にはどんな症状ですか?
姉
どんな、
母
なんか、急に顔がg
姉
ちょっと黙ってて
姉
信じてもらえないでしょうがいいですか?
医者
はい、当病院は数々の患者を治療してきた名を誇る病院ですから
姉
はい、その〜
姉
顔が絵文字になるんですよ
医者
……
姉
……
医者
笑
医者
それは確かに信じ難いですね(笑)
姉
ホントなんです私たちは見てるんです
医者
息子さんは?
姉
見てないです。
医者
鏡などでは?
姉
急になって急に消えるんです
母
はい
大和
え?そうなの?
医者
はい、
医者
つまり、急に何らかのきっかけで息子さんの顔が顔文字になると、
姉
はい
母
はい
大和
そうなんだ〜(´・∀・`)
母
ほら!
姉
あ、こんな感じです!
医者
へー!こんな事があるんですねぇー
大和
え?どうなってんの?
医者
鏡いりますか?
大和
はい、見せてください!
医者はそう言うとナースに(鏡)と一言言って手で合図した
医者
あっと、元に戻ってしまったねぇ
母
そうなんですよ、すぐ戻っちゃうんですよ
姉
これはなんなんですか?
医者
わたしも、理解及ばずでして、……
姉
あ、そうですか
母
え?どうすんの?
医者
私らは手に負えないと判断しましたので大学病院の招待状をお渡しします、
姉と母は病院はどこもダメだろうと判断したのかアイコンタクトをし
姉
いいです。
医者
あ、わかりました
医者は書き途中の招待状をシュレッダーにかけた
姉
ありがとうございました
母
ありがとうございました
大和
ありがとうございました
医者
はーい、……次の方○○さん
僕らは病院を出て実家へと戻った。
母
骨折り損だったね
姉
だね、でも病院じゃ分からないって分かったし
姉
実験に使われるどころじゃなかったね(笑)
母
もう!ホントに心配だったんだから!
姉
映画の見すぎでしょ笑
大和
(母さんそういうところあるんだよなぁ)
夕方
姉
ご飯食べてく?
大和
うん!食べてく!
母
いいの?
姉
いいよぉ家族だしここ実家じゃん何言ってんの?笑
母
あ、そうか
大和
そうだよ
母
……
食事を済まし3人は寝室に向かった。