柚
日向
柚
日向
柚
日向
柚
日向
柚
日向
柚
夜空に瞬く星野のうち… たった一つだけが一瞬、 きらりと光った。 そう。 ーーーーーーその答えは… 君が教えてくれた。
柚
日向
ギュッ
柚
気がつけば俺は抱きしめていた。 今はもう夜で… 夜風にサラ…と揺れる柚の髪は、 かすかに温かくて、 いい匂いがした。
柚
日向
そのときは種さえ、 違うかもしれない。 国籍も性別も何もかも全て。 また会える。 その可能性はきっと、 計り知れないほど、 わずかなものに、 決まってる。仕方ない。 そういうもんなんだから。 …だからこそ余計に、 今を幸せに感じる。 この地球という名の星に。 この時代に。この場所に。 この足持ち名前を持ち。 かけがえのない、 ものに出会い。 かけがえのない、 ものに出会ったことを。 …どんな絶望の波に、 飲まれそうになっても。 それだけは後悔しないから。
柚
きっと人は死や喪失に、 直面して初めて、 生きるということは、 どんなことなのかを知るんだな。 後幸福はどんなに、 暖かいものなのかを。
柚
日向
柚
日向
柚
柚
日向
柚
日向
柚
暗闇の中で聞く柚の声は、 いつも以上に愛しく温かった。 …柚が眠った後、 俺はしばらく夜空を眺め続けて、 流れ星を待っていた。
ーーーーーー今なら。 君は何を願いますか?
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