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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ここは…夢?

ーーーーーー歩くべき道へと導いてくれたのは、 日向でした。 あたしを誰よりも見つめてくれていたのは 日向でした。 …あたしはなにができる? それさえもわからない弱いあたしに、 『なにもしなくていいよ』 そう微笑んでくれた日向の優しさが今、 すごく悲しいのです。 …ねぇ気づかなかった。 ねぇ貴方といる日々にどうして、 また慣れてしまったんだろう。 もう二度と…幸せを永遠に、 なんて思わないってきめたのに。 大切にするってこんなにも難しいのかな。 『…会いたい。』 …何かあればもう一度だけ、 そう願ってみてもいいですな?

よしっ、退院だ。

日向

最後に…学校行くんだろ?

うんっ!

ここに来るのも、
最後かぁ

日向

ねぇ、日向の夢は?

日向

俺の…夢?

日向

俺は、俺の今を生きていく。
まだ…だから夢はない。

そっか。

ーーーーーー柚が俺と家族以外の記憶を失った あの日から、 俺は何度願っただろう? 時間が戻ればいいのに。 もう一度やり直せたらいいのに。 だって願わずにはいられなかった。 もしも”あの日"がなかったら… 柚は…って何度もそう、 考えてしまったから。 でも…。

『関係…ないんだよ』 『柚…』 『…今、ここにいる。それだけでもうさ…  何も失ったものなんてないじゃん?』

そう言った柚の目はすごく切なくて、 涙が出そうになったんだ。

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