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6 - 第6話

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30

2024年02月06日

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アヤメ

ここなら大丈夫だろうね…

カンザキ

そうだな。

ミツナリ

さて、始めましょうか。

ミチザネ

貴様ら、離れておけ。

シオン

?なんで

アヤメ

死ぬよ

シオン

!!

カンザキ

シオン、行くぞ

シオン

はい…

アヤメ

開け…時空の歪、!

ズオォォォオオ

アヤメ

あぁぁぁああっ!!!!

ミツナリ

…っ、まずい…

アヤメ

うあぁぁあ!!!

ミツナリ

収まれっ、!

ズオォォ…

ミチザネ

今のうちに行け!

シオン

は、はいっ!

ミツナリ

アヤメっ、行きますよ!

カンザキ

飛び込め!

タタタッ

スタンッ

ミツナリ

はぁ…っ、はぁ…

カンザキ

アヤメ、アヤメ起きろ

アヤメ

…ぅ、

ミチザネ

今は呪力切れだな。

ミツナリ

休んでおいてください。

アヤメ

そうさせてもらうよ…

シオン

それにしても、猿飛佐助はどこに…

アヤメ

あいつ忍者だから、そう簡単には出てこないんだよ…

ミツナリ

困ったものですねぇ…

ミチザネ

居そうな場所を絞るしかないか…

カンザキ

とりあえず、真田家に行くか?

シオン

そうですね。

シオン

ここですか…

猿飛佐助

誰だ!!

カンザキ

…!お前が猿飛佐助か…

猿飛佐助

なぜ俺の名前を知っている?それに、この時代では見ない素材の服だ。

猿飛佐助

貴様ら、何者だ?

アヤメ

…花梅を○した後か

猿飛佐助

っ!?!?

猿飛佐助

ひ、柊…?なぜだ、

猿飛佐助

さっき心の臓に刃を突き刺したはずだ、!

アヤメ

色々あって、未来からきた…

シオン

俺は、貴方の子孫、猿飛シオンです。

猿飛佐助

子孫だと?

ミツナリ

信じられないのは分かりますが、全て真実です。

猿飛佐助

アヤメ

私は、柊 花梅ではない…

アヤメ

今は怨霊アヤメとして、この世をずっと見てきた。

アヤメ

そこにいる、お前の子孫に頼まれて、これまで猿飛家にかけてきた呪いを解きにきた。

猿飛佐助

お前が、猿飛家に…?

猿飛佐助

そんなこと、出来るわけないだろう笑

アヤメ

それが、出来るんだよ。

アヤメ

はぁ…今すぐにでも○してやりたいが、仕方ない。

カンザキ

アヤメ、これは仕事だ。

アヤメ

わかってる…

猿飛佐助

馬鹿馬鹿しい…!さっさと立ち去れ!

アヤメ

そうするわけにもいかないの…

アヤメ

カンザキ

カンザキ

あぁ

カンザキ

呪縛の言…

バチィッッ

猿飛佐助

ぐっ、!?

猿飛佐助

体が…動かんっ

アヤメ

大人しくしてて…呪い解くから。

猿飛佐助

くそっ、こんなもの…!

アヤメ

…○すよ。

猿飛佐助

…っ

アヤメ

お前は頭が良いから、どちらが不利なのか、わかるよな?

カンザキ

アヤメ、そう長くは持たん。早く終わらせろ。

アヤメ

はいはい…

アヤメ

其人にありしこの呪怨…

アヤメ

解放するは我が身なり…

アヤメ

今この刹那、解き放て…!

パァァァア…

猿飛佐助

うっ、!

ミツナリ

眩しっ、

シオン

くっ…

カンザキ

う……っ

     

アヤメ

っ、ふぅ…

猿飛佐助

はぁ…っ、はぁ…っ

ミチザネ

アヤメ、終わったか?

アヤメ

うん…

猿飛佐助

ま、待てっ…

猿飛佐助

どういうことだ…

アヤメ

そういうことだよ…

アヤメ

じゃあ、私たちはこれで失礼するよ…

シオン

……

カンザキ

シオン?

シオン

すみません、いくつか、聞きたいことが…

アヤメ

いいけど、時間かけないでね…怒りが爆発しそうなんだ…

ミツナリ

アヤメ、先に出ていましょうか。

アヤメ

うん

     

シオン

なぜ、裏切ったのですか…

シオン

真田家を、アヤメさんを…

猿飛佐助

……答える義理はない

シオン

このままだと、貴方は呪い○されている。

猿飛佐助

はぁ…

猿飛佐助

真田家には、心から忠誠を誓っていた…

猿飛佐助

だが…柊が敵軍と親しくしているのを見て…全て無くなってしまえばいいと…

猿飛佐助

そう思ったんだ…

シオン

つまりは、アヤメさんが好きで、そのアヤメさんが、敵軍に身を捧げているのが

シオン

潜入捜査だとわかっていても、耐えられなかったのですか…

猿飛佐助

…そうだ

猿飛佐助

それなら、全てこの手で終わらせてしまおうと…

シオン

馬鹿ですか…

シオン

俺の祖先は…そんなに、そんなに弱い人だったのですか…!?

猿飛佐助

…っ!

シオン

アヤメさんがどれだけ苦しんだか…

猿飛佐助

…すまなかった。

シオン

あなたの知る花梅さんは、もう居ません…

シオン

では…また、いつか

猿飛佐助

      

アヤメ

じゃあ…始めるよ

シオン

はいっ

ズオォォ

アヤメ

うぐッ…う"…!

カンザキ

飛び込め!

ミチザネ

タタタッ…

アヤメ

うあぁあッ!!

ズオォォン…

ミツナリ

アヤメっ!グイッ

アヤメ

あっ、!?

パシュンッッ

猿飛佐助

っ、遅かったか…

ヴォンッ

ドサドサッ

カンザキ

ぐっ…

ミチザネ

うおッ…

シオン

わっ、!

カンザキ

うく"ッッ!!!

ミツナリ

…っく、

アヤメ

きゃ…っ、!

カンザキ

ぐはッ!!

シオン

なんとか、帰れたみたいですね…

カンザキ

お、おい……

アヤメ

そうだね…一段落、かな

ミツナリ

これからどうしましょうか。

ミチザネ

まだ、安心はできぬぞ…

カンザキ

上に乗るなっ!!!!

アヤメ

あっ、

シオン

あー…すいません笑

カンザキ

それで、安心できない。というのは?

アヤメ

呪いって、1つじゃないから…

アヤメ

向こうに行ってわかったことは、きっと、私の怨念も分散してる…

ミツナリ

猿飛に○された、柊花梅のですか?

アヤメ

そう

アヤメ

私は怨念が具現化した怨霊ってやつだけど、他にも、きっと各地に私の怨念が散らばってる…

ミチザネ

ここにいるアヤメは、ほんの一部か。

アヤメ

そういうことだね…

アヤメ

散らばってるもの達を集めたら、もっと強くはなるけど、

ミツナリ

私でも止められません…

カンザキ

となると…

アヤメ

アヤメ

皆と、お別れしなきゃいけない…

カンザキ

……そうか

シオン

どうにか、ならないんですか。

アヤメ

…このままだと、分散してる怨念が、とてつもない脅威になりかねない。

アヤメ

一刻も早く回収しなきゃ、本来出るはずのない犠牲者が出ることになる…

ミチザネ

そりゃまずいな…

ミツナリ

どうやって集めましょうか…

シオン

シオン

集まったら、どうなるんですか?

アヤメ

アヤメ

完全体になったら、まず自我がなくなる…

アヤメ

それから、手当り次第に呪う

ミツナリ

もう、怨霊や怨念ではなく、「呪い」という概念になります…

アヤメ

そうなったら、誰かが祓うしかないから…

シオン

そう、ですか…

ミチザネ

もしそうなれば…

アヤメ

頼んだよ

アヤメ

神咲 紫雨

カンザキ

カンザキ

わかった。

シオン

カンザキさん…

カンザキ

柊 花梅と契約した責任は、少なからず俺にある。

アヤメ

ふふっ、懐かしいね…そんな契約もしたっけな笑

ミチザネ

ミチザネ

時間も時間だ、今日は休もうぞ。

カンザキ

そうだな。

NEXT

神咲 紫雨と柊 花梅

続く

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