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寛貴
美結
寛貴君と会うのは中学を卒業して以来
約11年ぶりの再会だった
友子
奈穂美
奈穂美と寛貴君に亮ちゃんを紹介する
亮二
寛貴
奈穂美
寛貴
奈穂美
奈穂美はかなりマイペースで
保育園の頃から独特な感性を持っていた
中学の頃、友子が嫌がらせを受けた時には
証拠を手に入れるために友子に内緒で早朝から動いたり
言い逃れしようとした首謀者の女子にげんこつを喰らわせ
親が学校に呼び出される事態にまで発展してもなお
正義の鉄槌を喰らわせただけだと言いきった
美結
友子
美結
寛貴
亮二
奈穂美
高校生の頃
寛貴
寛貴
奈穂美
寛貴君からの告白を奈穂美は即答で断り
その直後に奈穂美から告白
奈穂美
奈穂美
寛貴
奈穂美
寛貴
二人は付き合うことになったが
十年後
その事をすっかり忘れた寛貴君がプロポーズをしてしまい
奈穂美
奈穂美を怒らせてしまった
奈穂美
寛貴
そしてまた
奈穂美
奈穂美からの逆プロポーズを受け
二人は結婚することになった
婚約指輪も投げつけられると思ったが
さすがに指輪は高価なものなので
奈穂美
奈穂美
上から目線で受け取られた
美結
友子
奈穂美
美結
そこから私の結婚話になり
亮ちゃんとの馴れ初めやプロポーズの時のこと
幼い頃の話を亮ちゃんにもしたこと
そして今、実の母を探すつもりでいることを話した
寛貴
友子
美結
いっちゃんとたっくんに引き取られてから
母方の親戚との付き合いは一切なくなり
あの時、母を庇っていた伯父や叔母とも音信不通になっていた
実の母の手がかりと言えば
千葉の出身だと言うことと
一人っ子で兄弟姉妹がいなかったと言うことくらい
こんな少ない手がかりで見つかる可能性は無いに等しい
奈穂美
友子
奈穂美
美結
奈穂美
そう言うと奈穂美はスマホを取り出しどこかに電話をかけた
奈穂美
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