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渚
私は、目を覚ますと真っ白な天井が目に入った。
どこかのベッドに寝ているみたい。
渚
頭痛…
???
???
渚
痛くて重たい頭をなんとか動かし、声の方を見た。
渚
???
そこには、見知らぬおばさんが居た。
だれ…この人。
高校2年 女子①
高校2年 女子②
高校2年 女子②
高校2年 女子①
同じ学年の女子達が、また私の噂話をしている。
なんで廊下で喋んのかな…
ああ…いらいらする。
喋らないなんて決まり、この学校にありましたっけ?
あんた達は喋らないと生きていけないんだよね。
変なの。
高校2年 女子①
高校2年 女子②
渚
私が横を通る度、いつもこう言う。
高校2年 女子①
高校2年 女子①
高校2年 女子②
わざとらしすぎる。
ハブってるつもりか知らないけど、ほんとにダサい。
恥ずかしくなんないのかな。
私の事が嫌いなら、堂々と暴力でも振ればいいのに。
そう思いながら、私はいつものように図書室に行く。
渚
どんな本読もっかな…
私はいつも、小説を手に取る。
漫画だと、絵でキャラクターなどが分かるけど、小説だと想像できるから、好きだ。
好きな分野は特になく、いつも分厚い本を取る。
沢山時間をかけて、1冊を読み切ると、とてつもない達成感に満たされる。
そういう所も、小説のいい所だと思う。
本を決めるのに、大体10分程かかった。
渚
今日は、窓側の1番端の席を確保した。
私からしたらここは特等席。
良く図書室に来る人は、私と同じで、ここを狙っていると思う。
晴れの日は、少し暖かい太陽の光が背中にあたり、とても気持ちがいい。
雨の日は、窓の所にカタツムリやカエルが時々居て、その子達を観察できる。
今日は晴れの日。
私は、「やったね〜」と思いながら、席に着く。
やっぱり、今日も太陽が心地よく背中にあたる。
読書の時間がより楽しくなる。
私が夢中に本を読んでいたときだった。
???
渚
左の方から、声がした。
も、もしかして…
パッと左の方をみると、
高校1年 男子
高校1年 男子
と言いながら、その人は図書室を見渡す。
渚
渚
高校1年 男子
その人は、ぺこりとお辞儀を軽くして、私の隣に座った。
渚
やっぱり、そんなことあるはず無いよね…
わかってたのに…
ー1年前ー
私はその時高校1年生で、「JK」という言葉にはしゃいでいた。
あの頃は、浮かれてたなあ…
まだ、私に友達という存在が居て、明るく喋っていた頃。
当時の友達 ①
渚
当時の友達 ②
当時の友達 ①
当時の友達 ①
渚
仲が良かった友達3人で、制服を着ながら出掛けていた。
コンビニに行く前は飲食店。
ハンバーガーのお店だった。
お腹が膨れたから、散歩気分でコンビニに来ていた。
渚
当時の友達 ①
当時の友達 ②
当時の友達 ①
渚
当時の友達 ②
渚
当時の友達 ①
私達は、笑いながら水族館へと向かった。
当時の友達 ②
当時の友達 ②
当時の友達 ①
当時の友達 ①
渚
水族館は、休日だからか賑わっていた。
ちょっとでも目を離したら迷子になりそう。
当時の友達 ①
渚
当時の友達 ②
しばらくして、私達は足が疲れ、椅子で休憩していた。
当時の友達 ②
当時の友達 ②
当時の友達 ①
当時の友達 ①
渚
渚
当時の友達 ②
「あはは」と笑いながら、私達は他愛の無い話をしていた。
渚
渚
当時の友達 ②
当時の友達 ①
渚
館内が混んでいたから、トイレも行列かと思ったけど、そんなに人は並んでいなかった。
むしろ空いてるくらい。
私は、列の前から3番目に並んだ。
2人、何話してんだろ…
次、何見に行こっかなあ…
そんな事を考えていると、私はいつも間にか列の1番前になっていた。
ー数分後ー
手を洗い、トイレを出た。
よし、椅子に戻ろ。
渚
私は、2人の元に戻ろうとした。
だけど
あれ…
2人の居る椅子って、どこだっけ?