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コメント
4件
おほほ(@v@)
はい神です。あ、元々神でしたすみません() なんかもう監禁系大好きなのでありがとうございます🥹🫶🏻 続き気になって夜しか眠れません!!(?)
主
主
主
主
主
主
主
主
主
🔥
俺の名前はKAITO。
どこにでもいるような、一般の社会人。
今は会社終わりで、とぼとぼと家に帰っている最中。
…俺の勤めているところは、正直かなり厳しくて。
世で言う、ブラック企業とか、そういうものだと思う。
その日は、余計に任せられる仕事が多いし、
コンディションとかも最悪で、勤務中も多くのミスをしてしまい、
上司にいつも以上に怒られて、多大なるストレスが溜まり、俺は、げっそりとしていた。
🔥
頭の中が、「疲れた」の一言だけで埋まっていく。
家までの距離はもう、そうないはずなのに、
足がなかなか進まないせいか、ずっとずっと遠くにあるように感じられた。
🔥
これ、まずいやつかも、と気づいた時には、もう遅かった。
グラッ
ドサッ…
🔥
???
…ぱち、
🔥
がばっ
🔥
目が覚めた時、俺の視界には、知らない天井が映っていた。
慌てて飛び起きると、冷や汗がだらだらと流れていた。
きょろきょろと辺りを見回すと、ここは、誰かの部屋であることが分かった。
赤いリボンを付けた、黒猫のぬいぐるみや、赤い毛布のベッド、赤のカーペット、赤い机、椅子…
🔥
部屋の家具たちは全て、俺の瞳や横髪の色に染まっていた。
ガラララ
🔥
不意に、部屋の扉が開く音がした。
音が鳴る空間から、少量の光が差し込み、俺は眩しさで片目を瞑る。
???
???
🔥
扉から入ってきた見知らぬ人影は、嬉しそうな声色で、そう告げた。
うっすらと目を開いていくと、だんだんと、声の主のシルエットが浮かび上がる。
🔥
???
???
🈂
🈂
🔥
🔥
サムライ翔と名乗ったそいつは、当たり前かのように、俺の名前をすらりと口にした。
しかも、”かいくん”などと… …俺のあだ名、で。
🈂
🈂
🔥
🔥
🈂
🈂
俺が、かいくんの”ストーカー”やから♥
🔥
思考が停止する。
かと思ったら、それも一瞬で、俺の脳内はぐるぐるぐると、ありえない速度で巡り始めた。
🔥
🔥
じゃあ、この部屋も、家具たちも、一個一個の装飾も、
全部全部、俺の…っっ
🔥
猛烈な吐き気と目まいに襲われた。
疲れ切った仕事終わりに、まさかこんなヤバいやつに捕まるなんて。
今まで全く気付いていなかったことや、こんな事態に陥ってしまった自分の不用心さを憎む。
🈂
🈂
さらっ…
🔥
急に髪を触られ、俺の体は少し反応し、俺も、目の前の人物へと目線を合わせる。
🈂
ぎゅうっ…
🔥
一瞬、何が起きたのかわからなかった。
数秒後、俺は、自身が強く抱きしめられていることに気づいた。
🈂
🈂
かいくん♥
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目の前の人物は頬を赤く染め、口角を上げて、やけに愛しげに、そう、呟いた____
主
主
主
主