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操り人形は感情を飲み込んだ。

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操り人形は感情を飲み込んだ。

16 - 16、俺の救いたかった人、…俺の相棒。

♥

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2025年02月27日

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zm

…、

敵は大鎌を振り上げている。

zm

チッ…、

邪魔やなぁ、…攻撃が入らなそう

…それよりも、この体でこの 大鎌を押し返せるか…?

shp

大鎌の方は任せてください。

shp

…あんた達ははよ、そいつ狙ってください

大鎌を持つ手を銃で狙う ショッピさん。

一気にやるか、… シッマやシャオロン、トントンが 前へ前へと進んで攻撃をしてくれる為 今丁度首に攻撃が当てられそうだ。

////

くそがっ、…

足を早めて、ナイフでその首を あてようとした。 その時、場に合わない爆発音が 室内に響く。

////

…なんてな。

zm

…は、?

大きな爆発音が響いた。

瞳を開ける。 ひりひりと、身体中がいたい。

zm

……は、…?

周りのトントンさん達は全員 倒れていた。 酷い火傷を負っているようだった。

グルッペンや、しんぺいさん、 そしてロボロは遠かった為無事らしい

何やねん、…こいつ、…

どうしたら自分の体から 爆発が出来るようになるんやっ!!?

////

かはははははッ!!君は知ら無かっただろうねぇッ!!?

////

僕も僕自身に実験をしていたんだよッ!!

zm

っ、…

////

もう君も殺していいかと思ってねぇッ!、?

////

…君を取り込み自身の物にしてしまえばッ!ぼくはこの世界で最強になるッ!!?

zm

お前ッ!!!!?

俺の方に向かってきて 大鎌を向けてくる

zm

何処からんな力がッ

////

…君だけが狂人的力を持っているだなんて、…大間違いなんだよwww

一気に間合いに入られ、 大鎌を首元に当てられる。

////

…かはッww

zm

…っ、…

俺の首からは血がだらだらと 流れ始める。

gr

ゾムっ!!!

フードが落ちて、絶望した俺の瞳が 大鎌に映る

…もう、…ダメだ。 本当にダメかもしれへん、

本当の敗北だ。

////

君が戻ってきてくれるとそういうのならば、…許してやろう。

////

なぁ、操り人形?

zm

……っ、…、

それでも、それでも、

俺は…もう、

zm

んな事せぇへんわ、馬鹿かお前は

////

……ならいいッ!、

////

君には期待していたのにッ!!

一気に首に力を込められた。

zm

っ、…

最後に俺は、ロボロの方を見た。 ロボロも、こっちを見ていた 気がしたから

zm

…、ロボロ、

rbr

………、

俺は何処にいるんだろうか、

何をしているんだろうか

俺は誰なんだろうか

何も分からず、ただ1人。 空の上。

rbr

……、

…何も思えない。何も話したくもない

ただ、…ただ、 薬を投与された期間が長すぎて、 何も考えられなくなってしまった、

何もかも、忘れてしまった。

手を伸ばしたあの人は、… 元気だろうか。

あの人は誰なのか。

姿形、…何も分からない。

ただ、俺は天の上から 自分の事を眺めていた。

あぁ、血を吐いて可哀想。 なんて、人事を思いながら。

自分は、何かの為にずっと待っていた 何かとずっと会いたかった。

その何かでさえ、忘れてしまった 何を考えて、さっき言葉を 零していたのか。

治療している人は、 とある方向を見て絶望していた。 …さっきから俺たちを守ってくれた人が 死にそうなんだ。可哀想に。

rbr

……、

何も思わなかった。

rbr

…それでええの?

rbr

……?

声が聞こえる方に瞳を向けた。 半透明の誰かがいた。

rbr

…自分の事も分からへんとは、…、

rbr

…俺はお前。お前の記憶。

rbr

…大事な記憶。

rbr

……、

rbr

……記憶、あげる。

rbr

…そんで、__を救ってくれ。

なんて言ったの?

分からなかった。

その姿は、俺の目の前にきて ニッコリと優しく笑って 姿を消した。

その瞬間、記憶が流れ込んでくる。

zm

…ローボロ!

rbr

……ぞむ、…?

rbr

ゾムッ!!?

そうだ、…ゾムだ。 ぞむ、…なんで忘れてたんだ。

俺は、泣き出したい気持ちを抑えて 首元に鎌を当てられてるゾムを 見つめた

rbr

ぞ、…む、…、

俺が1番守りたかった人、

生意気で、馬鹿で、優しくて 俺の事をずっと、…ずっと、 気にかけてくれた人。

俺の相棒。

zm

…、ロボロ、

治癒中だろうと、そんなもの 関係ない、自分の心臓のペースが遅くなっていたとしても、俺は…俺はさ、 お前のためなら、出来るよ。

勢いよく立ち上がる。

sn

ちょ、ッ…君ッ!!?

rbr

っ、…武器、…武器持ってへんかッ!?

sha

…ん、…これ使えッ、

黄色の人が、ナイフを渡してくる。

ナイフを持ち、そのまま彼奴の元に 走っていく

天と書かれた面が落ちる。 でもそんなの、関係ない。

ただ、…俺は、

お前を救いたい。 その一心だけだから。

敵の間合いに入り、そのまま背中から ナイフをぶっ刺す。

rbr

ゾムッ…頑張れッ!!

zm

っ、…ろぼ、ッ!?

ゆったりと、…その場に倒れ込む。

rbr

あとは頼んだで、

rbr

絶対勝てよ、ゾム。

瞳を閉じた。

操り人形は感情を飲み込んだ。

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