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初コメ失礼します>_<♡ まさかの司くんが全部仕掛けてたって思わなくてびっくりしたけどめっちゃこういう物語だいすきです…!! 主様の投稿も全部すきです~!!🎶♡幸せになってね類くん司くん👉🏻👈🏻♡
アァァアアァーーーー〜〜〜ー➰‼️‼️‼️‼️😆😆😆😆😍😍💖💞💞💖🥳🥳 ありがとうございます!!!!お互いがお互いにクソデカ感情抱えてるの非常に素晴らしいと思います、司が「凄く嬉しい」発言をした瞬間めちゃくちゃ特大笑顔を浮かべてしまいました🥰🥰💞類司永遠となれ____
ワンク 進級前 モブ→司への強姦紛い描写あり ストーカー 殺人
天馬司くん
僕の神様であり、僕の天使であり、僕の星である。
眩いほど輝かしくて、愛らしくて、皆に分け隔てなく優しくて、清廉潔白に純粋で
悪や罪、穢れた存在を一生知らないで、一生触れないで生きて欲しいと思う。
だから、その為に僕はそういう穢れ達から司くんを全力で守ってきた──
つもりだった。
司
類
司
司
類
類
司
類
司
類
司
類
その日、司くんと一緒に帰った日は確かに後ろから気配が感じた。
少し耳を澄ますとアスファルトの凹凸が擦れている足音が聞こえた。し、視線もしっかりそこにあるように感じるので、彼の『つけられている』ということは間違っていないようだ。
類
類
類
類
ただ純粋に僕らを応援してくれているなら許せるが、彼に手を出すとなれば話は別──それは、僕の言う『穢れ』だ。許すことは到底出来ない。
決して彼に気づかれないように殺意を孕んだ目つきでそこにいるはずの”それ”を睨みつけた。
それからは毎日一緒に帰り続けたり、極力彼が一人になる状況を減らしている。
毎回牽制しているつもりなのだが、やはり熱狂的なファンまで来るとそんなものじゃ引いてはくれないようだ。
かと言って決定的な動きをする訳でもないので、恐らく警察に言ってみても証拠が足りず適当にあしらわれて終わりだろう。
逆にそれでストーカーの気に触れたら更に良くないこと──最悪の場合、取り返しのつかないことになりそうだから、下手に行動できないのが本当に恨めしい。
他の人に相談するかも考えたが、流石に同じユニットの寧々やえむくんには言えたものじゃない。そのせいで彼女らにも被害が行ったら──考えたくもない。
今日もまた、仄暗くなった藍色の空の下彼を家まで送っていた。
司
類
司
類
司
類
司
類
僕が手にしたそれには、くしゃくしゃになった紙いっぱいににひたすら『好き』と爪痕のような文字で綴ってあった。
その相手が僕じゃないとわかっているからこそ、気持ち悪くて堪らない。……僕の星に、天使に、神様に、こんな穢れた感情を持っているなんて。
純粋な好き以外彼に向けられることは許されない。
彼を穢すようなことをするなんて許されない。
純白を黒に染めるのは許されない。
彼にそんなことをするなら、殺してやる。
彼に指一本でも触れるものなら、殺してやる。
司
類
彼の視界に爪痕──文字が認められたであろう瞬間、一瞬『うっ』と唸って手で口を覆っていた。
類
彼に、司くんにこんな可哀想な想いをさせるなんて。
星の輝きを奪うなんて。
天使の羽根を剥ぎ取るなんて。
神様にこんな無礼なことをするなんて。
類
司
類
彼が今の僕の顔を見たら、怖がってしまうだろう。そのぐらい、ストーカーに怒り──否、殺意を抱いていた。
その後はとりあえず手紙等は僕が処理することになったので、不安そうな彼がしっかり家の中に入ったのを確認してから僕も踵を返す。
類
……独り言ちるにはあまりに低い声が思わぬ所で出た。
そのくらい僕は怒っているのだ、独り言ぐらい誰か聞いてるわけでもあるまいし気にする必要は無い。
類
清廉潔白の天使である彼が何をした?何を間違えた?何を悪い事をした?そんな訳ない。
ぐるぐる回る煮えたぎる黒い感情に一度蓋をしたくなり、それから目を逸らして解決策を考えることにした。
──それでも、世界というのは残酷で
僕の願いが叶うことは未来永劫なくなった。
ー 次の日 放課後 ー
類
類
モブ
類
類
モブ
類
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類
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モブ
類
モブ
モブ
モブ
類
類
廊下を走りながら空いている教室をひたすら見て回って、彼が居ないか確認をする。…ここに彼がいたら、廊下は走るなと言われてしまいそうだな。なんて考えた。
そうしてから少し経つ頃、人気のない端の方にある教室のドアに手をかける。
──ガラッ!!!
類
司
一番見たくなかった光景を見た。
涙目になっている彼は制服を乱されていて、身体も酷く震えている。恐らくあいつがやったのだろう。
──一番最悪なのは、逃げられたせいで犯人の顔が確認できていないこと。
類
類
せめて、守ってあげたかった代わりに震える身体を抱きしめた。
類
司
類
司
司
類
類
類
類
類
何も言えなくなった僕は言いたい言葉の代わりに強く彼を抱きしめた。彼は何も言わなかった。
いつも通り彼を送ったが、いつもの影と視線は既に無くなっていた。少し安心した反面、居てくれた方が正直助かったのになと思う。
もう怒りも湧いてこない。ただ殺してやりたいとしか思えなくなる。
彼にトラウマを植え付けたこと。純白に消せない黒い染みをつけたこと。星の輝きを奪ったこと。天使の羽根を剥ぎ取ったこと。神様を穢し堕としたこと。
それは悪だ。それは罪だ。それは天罰が下るべきことだ。それは痛みを伴ってでも償うべき罪だ。
だが神様は堕とされてしまったので、天罰は下らないし神様からの痛みも与えられない。ならそばに居る悪魔がやるしかないのだ。
──そう、司くんの代わりに、僕が。
類
次の日からまた奴は懲りず付けてきているようだ。
また前のように毎日毎日飽きず付けてきていて、気味が悪いが今の僕にとっては非常に都合がいい。
最近は何も気にすることなく奴を見ているので、人物を特定するのに十分すぎる証拠がある。犯人の心当たりもある
類
彼の姿が見えなくなった瞬間後ろの奴と対面を計らう──
が、やはり撒かれてしまった。
……だが、僕はそれ以上探さないことにする。
どうせ逃げたって逃げられないし、逃げられて逃がす気もない。
明日には計画を実行しようと思う。
司
──今日、類は学校を休んだ。
司
大変なことになっているのだろうかと不安にもなる──だが、それと同じくらいストーカーのことで不安になっていた。
司
授業中だと言うのに不安で思考が落ち着かない。いつもこんなことはないのに。
司
司
考えないようにしたいのに意識しないと無意識にその事を考えてしまう。
とにかく授業中なので、自身を落ち着かせるためにいつもはあまり吐かないため息を吐いて静かに深呼吸した。
司
司
他の友人を誘うか迷ったが、これ以上誰も巻き込みたくなかったのでやめた。
司
早く帰ろうと駆け足気味になる。
いつから付けてきているのだろうか、気づいたらその人の視線を感じる。
司
司
振り返りたくはなかったが、一瞬だけ振り返るとそこには見知った顔の人物──類とストーカーが話していた。
司
司
司
司
類とストーカーがふたりきりで路地裏に足を運んでいる。
司
嫌な予感がしたのでふたりが見えなくなってから気づかれないようにそっと後をつけた。
司
類
司
類
司
類
司
類
司
司
類
司
類
司
類
司
司
司
司
司
司
……ストーカーも、触られたことも、全部全部オレが仕掛けたこと。
自分がストーカーに怯えていると暗示したおかげか、常に自分すら騙すように演技をし続けたおかげか、流石の類でもオレの演技は見抜けなかったようだ。
類がオレに激情を向けてくれていることを何となく理解したので、類のことが好きだったオレはこれを使う他なかった。
類はオレを、神様かなにかと、清廉潔白な天使かと勘違いしていたようだが
オレはただの人間、というかもはや汚い手を使って欲しいものを手に入れる穢れた悪魔。
ストーカー役のあいつもオレのことが好きだからきっと満足だっただろうし、オレも作戦が成功したし。まあ殺されたのは少し申し訳ないが……
それより類のことだ。
オレが好きだと伝えたら両想いで、付き合うことができた。ずっと夢に見てたことで、ふわふわ幸せで心地良い
………ここまでして手に入れたんだ、死ぬまで、死んでも、絶対に逃がさないし離さないからな
End