これは普通の男子高校生が人魚姫と出会ったときの話
「魚!」っと驚く....間違えた。 「うお!」って驚くお話かもしれませんね。
ゆうた
やべぇ!雨降ってきた!今日の天気予報晴れだったじゃんよ!
レイナ
もし、そこの貴方。私を海に連れて行ってくれませんか?
ゆうた
え?君は誰?暗くて良く見えないよ。
ゆうた
(今3時だから見えん。ここら辺街灯も無いからな。)
レイナ
私はレイナ。海の国の姫です。
ゆうた
は?(こいつやばいな。薬でもヤッてんのか?)
レイナ
驚かれるのも無理はないですね。携帯電話のライトで私の足元を照らしてみて下さい。
ゆうた
うわ!半魚人!?
レイナ
まぁ!失礼ですね!半魚人と一緒にしないでください!わたしは人魚です!
ゆうた
え、あ、っと。ご、ごめん
レイナ
とにかく!私を海に逃がしていただけませんか?
ゆうた
えっと....そもそも君はどうしてこんな所にいるの?おとぎ話の「人魚姫」みたいに王子様に会いに来た!ってやつ?
レイナ
違います。人間界でのそのお話は全て嘘なのです。そもそも人魚は恋愛感情というモノを持ちません。オスは繁殖のために存在していると、人魚界では言われています。
ゆうた
そ、そうなんだ。
レイナ
話がズレました。私がここにいる理由ですね。人間たちに捕らえられてしまったのです。私がいつものように岩場で歌を歌っていたら急に腕にチクッとした痛みが出て、眠気が襲ってきました
レイナ
目覚めたらどこかの研究所です。
ゆうた
そうだったの!?でもなんでそんなことしたんだろう....
レイナ
私を売ると言っていました。
見世物にしてお金を手にするとも。
見世物にしてお金を手にするとも。
ゆうた
ひどい....。分かった!逃がしてやる!
ゆうた
幸い、海はすぐそこだ!
ゆうた
急ごう!
レイナ
ありがとうございます!
あれから2時間経った
あたりは少し明るくなってきていたが、人はいなかった
あまり綺麗とはいえない海に彼女を連れていった。
お礼を言い、俺にキスをした彼女は恐ろしいほど美しかった。
俺はタクシーを呼んで家に帰った。
もしまたレイナと会えるならば、この世界ではなく。
それはそれは綺麗な海の国で会いたいな。
でも死ぬのもそう遠くないかもしれない。だって俺はいま猛烈に死にたい。
なぜかは分からない。キスをされた唇から心臓や脳に電撃のようなものが走った。
彼女は俺を繁殖機関にしようとしてるのかな。
それでも構わないか。だって俺は彼女を人魚を「レイナ」を愛している。







