橋本 涼太
ただいまー
コロタ
おかえり!
コロタ
待ってたよー( ¯﹀¯ )
薄い服ですりすりしてくる
少しくすぐったかった
橋本 涼太
ん、なんだよやめろよ
コロタ
なーんでだよー
コロタ
猫の姿だと許すくせに!
寂しそうな顔で言ってくる
橋本 涼太
人間の男にやられると気持ち悪い
橋本 涼太
…確かにかわいい顔とか声してるけどさ
目を背けて、窓を見ながら言った
コロタ
かっこいいがいいなぁ(・ε・` )
橋本 涼太
………
お母さん
ご飯よー!
橋本 涼太
はーい!
コロタ
…いってらっしゃい
橋本 涼太
え?
橋本 涼太
あ、そっか
橋本 涼太
人間の姿では来れないね
橋本 涼太
…いいよ猫の姿なら来ても
コロタ
…大丈夫、待ってる
橋本 涼太
…お前、中学生の俺なら分かるぞ
橋本 涼太
俺がご飯食べてる間に何する気だよお前
お母さん
何してるのー?早く来ないと冷めるわよー!
橋本 涼太
…今行きまーす!
戻ってきたときなんかしてたら怒るぞ、と意味を込めてコロタをすこし睨む
お母さん
あーごめんコロタ2階にいるでしょ?
お母さん
コロタのご飯用意するから連れてきてくんない?
橋本 涼太
(めんどくさ…)
多分気まずさもあって、俺はこうした
橋本 涼太
…コロター!ご飯だぞー!
お母さん
いやいやw来るわけないでしょw
コロタ
にゃー
お母さん
(゜Д゜)………
橋本 涼太
…来たよ
お母さん
…あんたすごいね
お母さん
ずっとコロタが2階にいると思ったらいつの間にそんな仲良くなったの
橋本 涼太
(仲良く…ね…)
橋本 涼太
名前呼んだら多分来るよ、お母さんでも
お母さん
あぁ…そう…
お母さん
まぁはい、チャーハン
橋本 涼太
お、いただきます
お母さん
コロタもね〜
お母さん
はいご飯
コロタ
にゃ
お母さん
はいコロタご馳走様ね〜
コロタ
にゃ!
俺の膝の上に乗り、上目遣いで俺の顔を覗く
橋本 涼太
んぁ?
コロタ
にゃー♡
お母さん
……
橋本 涼太
…お母さんにも構ってやんな、ほら嫉妬してるよ
コロタ
…にゃ
掠れた鳴き声でそう発して、お母さんのところへ行った
橋本 涼太
ただいま
コロタ
…ねぇ
橋本 涼太
ん?
コロタ
僕のこと嫌い?
橋本 涼太
嫌いじゃないけど…
コロタ
じゃあなんで前みたいになでなでしてくんなくなったの?
コロタ
猫になってもやってくんないじゃん
コロタ
それともこうしたらいいの?
猫耳と尻尾が生えてきた
橋本 涼太
うぉ!?
コロタ
どう?
橋本 涼太
…いや、可愛いけど…
橋本 涼太
………
橋本 涼太
俺、振られたけど好きな子いるんだよ
コロタ
…
コロタ
ちょっと散歩してくる…
橋本 涼太
あ…
1階の窓から外に散歩しに行ってしまった
橋本 涼太
自由なやつだな…
悪いことをしたのかもしれない、と思ってしまった
橋本 涼太
…
橋本 涼太
あ、もうそろそろ寝ないと、
橋本 涼太
おやすみなさい
キィィ…とドアが開く
コロタ
………
コロタ
あれ、もう寝てる…
コロタ
………
人の状態で涼太の布団の中に潜る
コロタ
僕、おk…
コロタ
……いや、なんでもない
コロタ
(……おやすみ)