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“初恋”

それは

とても甘く、甘酸っぱい想い。

決して初恋は『必ず結ばれる』モノではない。

なぜなら、初恋の98%が

片想いなのだから。

実は私…

蓮のことが…

その先がどうしても言えなかった。

口が抑えられるみたいに言葉を出せない。

どんなに好きでも、告白したくても

大半の人は恥ずかしくて、振られるのが怖くて、関係が崩れるのを恐れて。

告白するのを諦めて、 無理だと諦める。

いや……やっぱなんでもないや!笑

そして

あ、そうか?

じゃ、じゃあまたね…!笑

ぎこちなく偽った笑顔を好きな人に見せて逃げるように走り去る。

号泣してしまいそうなほど、胸が痛くて苦しいのに

自分の気持ちを押し殺し偽りの笑顔で何もなかったことにしようとする。

でも

あとから必ず後悔するんだ。

杏奈(美少女)

蓮くん!私、あなたの事が

杏奈(美少女)

好きなんです……!!

(え……?)

(嘘……っ)

蓮が戸惑っていて、蓮がYESと返事をするのが怖くて

桜は気付けば教室を飛び出し屋上に走っていった。

走っていく桜を見た蓮は

杏奈(美少女)

ちょっと蓮くん……!?

杏奈(美少女)

どこ行くの…!

悪いけど

俺、お前とは付き合えない。

じゃ

杏奈(美少女)

はぁ……っ!?

そう言い杏奈からの公開告白を後先も考えず断った蓮は桜を追い掛けた。

杏奈(美少女)

(私からの告白を断るなんて…!私は美少女なのよ…!?ミスコン1位の美少女なのよ……!?)

ちょっと待てよ、桜

え、れっ蓮…!?

なんでここに…

……てか、告白されてたじゃん。

あの子ファンクラブまであるほど可愛いのに、

放ってたらファンの皆に恨まれるよ~?笑

どんどん誤魔化しの言葉が口から出てくる。

(もう涙腺崩壊状態なのに…泣きたくても好きな人の前で涙は見せられない…。)

すると

段々と蓮が桜に近づいていき…

な、なに?笑

いい加減。

やめろよ強がるの

……っえ?

てかさ、お前は俺と杏奈が付き合ってもいいわけ?

(なにその嫌な質問…)

(でも…私は告白も出来ない弱虫……)

……別にいいよ?

蓮と誰が付き合おうが幼馴染の私には関係ないでしょ?笑

蓮に恋をした日から 私がこの世で1番嫌いな言葉は 『ただの幼馴染』だった。

じゃあそれ

俺の目見て言えんのかよ?

は、はぁ…?笑

本当に杏奈と俺が付き合っても心から祝福出来んのかよ…?

……っ

その瞬間

今までずっと我慢してきたものが溢れ出した…。

ううぅ……っ

本当は…本当は…

凄くっ…嫌だった…

じゃあなんであんな嘘…

誰とも付き合って欲しくないなんて…我儘にも程があるでしょ…?

…!

私は、私の好きな人はずっと、何年経っても…蓮だけだった……っ

でも、蓮は違うでしょ…?

私とは違う感情だもんね……笑

同じに決まってんだろ。

え…?

俺も、初恋だった。

……っ!!

う、嘘…

こんなことで嘘なんか付かねえよ

お前は俺の初恋奪ったんだ。

そ、そんなこと言われても────…

責任取れ。

すると急に温かい何かが桜の唇にあたった。

……っ!

(今、わたし…蓮にキスされてる……!?)

そして

ふっ

照れてんの?笑

…んな…っ!

ち、違うよ…!

まぁ、これで

お前の初キスは俺のもんだ。

……も、もうっ!笑

そして初めて、好きな人と

心の底から笑い合えたのだった──

『初恋は実らない』

いいえ、きっと

実るか実らないかは

“お互いの気持ち次第”

なのかもね

fin

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コメント

86

ユーザー

この話めっちゃ好きになりました!! ブクマ失礼します!

ユーザー

あっ…(察し) もう、好きです笑 キュンキュンしました!

ユーザー
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