シンデレラと悪人

START→→→

僕の仕事は

”スパイ”

今は、ある男の情報を得るため

潜入調査中

ｶﾞﾁｬ

彼が帰ってきた

ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

いつも通りうるさい

乾くん！

その男の名前は、乾と言うらしい

僕は、いつもそう聞くが

ほらやっぱり

この男は、少しチャラくて

とても危険人物とは、思えない

”嘘つき”

流石に怒らせちゃった？

ﾄｺﾄｺ

床を歩く音が響き渡る

そういえば、この男は

危険人物

僕は、焦って謝まろうとする

その途端僕は強く抱きしめられた

”嘘つきじゃん笑”

”スパイなんでしょ？笑”

僕は、彼から発するはずの無い言葉に

唖然とした

上手く喋れない

君は、いつもと同じ顔で笑う

そのはずなのに

とても

”恐ろしく感じた”

相手は、超がつくほどの危険人物

きっと僕は、殺されるだろう

そう思うと涙が溢れた

全て悟られてるようだ

辞めて！！

言ってしまった、

彼は、黙っている

ますます怒ってしまったのだろう

沈黙が続く

何故か機嫌が良さそうに言う君

何故か普通に話してしまっている、

あ、忘れてなかった、

㌧

ﾊﾞﾀﾝ

僕の記憶が途切れた

♡50