さようなら。日帝。

日帝は血を流して倒れていた。

海は、日帝にペンダントを渡した。ペンダントのフタを開けると、そこには、空、陸、海と、並んで、笑っている写真が貼ってあった。

すると、２人は、日帝に背を向けて、歩いて行った。

日帝は、ペンダントを握りしめ、ゆっくりと、２人とは反対方向に歩いて行った。

日帝は、ゆっくりと、目を開ける。そこには、アメリカ、イタ王、ソ連、ナチス、イギリスが、日帝を囲んで、見ていた。

皆は一斉に笑いだす。イギリスも、笑顔だった。

日帝の手には、海から渡してもらったペンダントがあった。

外の爽やかな春風が、日帝の頬を撫でた。