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7 - 白いスイートピー

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2020年03月03日

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凛々葉

……今日は華鈴の命日……

私は7年前、事故で妹の華鈴を亡くした。

まだ8歳の妹を亡くした私は正常な思考が出来なくなっていた。

しかし、いつしか友達も増え、そんな思考はとっくに治った。

凛々葉

華鈴……

凛々葉

あなたが死んだのはとても悲しかった……

凛々葉

今もずっと……見守ってくれてる?

花束が、風に吹かれて花びらが散った。

綺麗な白いスイートピーの花だった。

凛々葉

今まで、ありがとう、華鈴。

凛々葉

お姉ちゃん、華鈴の為にも、頑張って看護師になるよ。

凛々葉

やったー!合格したー!

凛々葉

これで看護師になれるー!

奏太

お前随分うるさいなw

凛々葉

奏太も医師免許取れたんでしょw

奏太

そうだよ~、長年の夢が叶ったよ~

凛々葉

私もだよ~!

そして私は立ち上がり、叫んだ。

凛々葉

華鈴~!聞こえてる~?

奏太

ふふw

凛々葉

看護師の試験合格したよー!

凛々葉

これでお姉ちゃん、看護師になれるよー!

奏太

いい姉をもったな!華鈴ちゃん!

凛々葉

いやあ、それほどでも~!

その時、白いスイートピーの匂いが微かに香った。

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