貧乏青年は御曹司に溺愛されてます♡
episode two.
jungkook.
jungkook.
午後になり,いつものように雑用を言い渡され,苦笑いで返事をした.
jungkook.
今から向かう場所は,この会社の中枢である編集部.
とはいえ,備品を渡しに行くだけなんだけど.
jimin.
jungkook.
jimin.
jungkook.
jungkook.
エレベーターで13階に上がり,編集部前の自動ドアを通ると,中はとても慌ただしい様子だった.
沢山の資料や洋服を手にした編集部員達が,オフィス内を歩き回っている.
jungkook.
jungkook.
早くこの場から立ち去りたくて,取り敢えず近くにいた女性に声をかけると.
jungkook.
クリップでまとめられた原稿を渡され,備品の入っていたダンボールを取り上げられてしまう.
jungkook.
物凄い勢いで迫られて,はいと頷くしかなかった.
jungkook.
少し時間が経って,再びあの女性に原稿を渡した.
編集部内の様子は慌ただしいままで,今の内にお暇しようと思う.
jungkook.
今度は,40代くらいの中年男性に声をかけられてしまった.
jungkook.
jungkook.
jungkook.
この時ばかりは,自分の断れない性格を呪いたいと思った.
jungkook.
結局あの後,郵便局へ向かわされたり,洋服の整理を頼まれたりと,とても忙しかった.
散々な一日だったけれど,役に立てて良かったとも思う.
jimin.
jungkook.
ジミン先輩が手を振って,嬉しそうに僕の方へ駆け寄って来た.
jungkook.
jimin.
jungkook.
jimin.
jungkook.
jimin.
jimin.
jungkook.
ちょっと面倒くさくなって,ジミン先輩を置いて歩き出す.
ジミン先輩が待っててくれたのが,ほんの少しだけ嬉しいだけだ.
jimin.
jungkook.
jimin.
jungkook.
ジミン先輩が僕の後を追いかけて来て,手をぎゅっと握った.
jimin.
jungkook.
jimin.
jungkook.
この人,こうやっていろんな人を口説いてるんだろうけど.
こんな日々が,堪らなく愛おしかったりもするんだ.
一方,その頃編集部では.
ボアと呼ばれた女性が立ち上がり,謎の校正員の使っていたデスクの上に,メモがある事に気がついた.
この時,チョンジョングクの日常に,新たな変化が生まれる事が決定した.
episode two end.
next…?
♡→100.