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sora
sora
sora
sora
sora
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sora
【連載の注意】は第1話に書いてあります
○*・第9話・*○
「"ただいま"を知りたくて」
水
水
どうにか護衛を巻いてきた
どうにか巻いたけど...もう朝の8時だ
いふくんが居ない
水
一応街の周辺の地図は持ってきた
それに、思わぬ収穫もあった
水
屋敷(家)の資料室を漁っていたら出てきたのだ
しかも紙が結構新しい
いふくんが一昨日かいてくれた4分の1の部分がピッタリ重なってたからもしかして...と思って持ってきた
水
複雑な気持ちだ
水
僕は足を進めた
いふくんと一緒にクリスマスを過ごすために....
ワイワイ ガヤガヤ
水
僕は持ってきたマントを羽織りながら口に出す
この黒いマントは顔と服を隠すためのものだ
顔もバレちゃ行けないし、貴族の服で勘ぐられたらやだしね
それにしても、ここにくるまで凄く時間がかかってしまった
水
いふくんが昼過ぎがいちばん多いって言ってたっけ
きっと、これからもっと人が増えるんだろう
水
さぁて、どこから入れるかな...
水
僕は心の中でガッツポーズをする
あの大人数の中を縫って入ってきたけど、意外とバレなかったな
ここは牢獄の中に人が居ないし、誰も来ないのかな
水
牢獄の中の奴隷の人達の扱いが想像以上に酷かった
衛生なんて1ミリも気にしてないんだろうなと誰もが思う状態だ
そしてそれがいふくんと重なって、さらに辛かった
水
俺はそこにあった木箱に腰を下ろす
水
カツ カツ カツ
水
誰かの足音が聞こえた
水
カツ カツ カツ
焦る僕に追い討ちをかけるように、さらにその音は大きくなっていく
水
見張り番
水
どうしようどうしようどうしよう...!
まだいふくんがどこに居るかもわかんないのにっ....!
水
水
水
どんどん増えていく足音に気が狂いそうだ
おい!どこ行った!
今そっちに言ったぞ!!
待てぇええ!!!!
水
いふくんが居るのは分かっている
さっきから、「黒マント」と「黒パーカー」という単語が聞こえてくる
「黒マント」は僕で、 「黒パーカー」はいふくんのことだろう
せめていふくんに会えれば.....
水
水
さっきから牢獄の中にあまり人が居ない列を走っているから場所が分かりにくい
ここを通ったのか通ってないのかが分からない
水
水
テイニィ
水
1つ牢獄を空けて、その隣に人が見えた
黒髪の、目が緑色で綺麗な子がおろどいたようにこちらを見る
水
テイニィ
水
水
テイニィ
彼女...彼かな?
彼が壁に立てかけてある板を指さす
テイニィ
水
テイニィ
バキィッ(板を膝で割る)
水
きっと予想どうり男の子なんだなと勝手に納得する
テイニィ
彼が鉄格子の隙間から板を差し出してくる
水
水
テイニィ
水
水
水
テイニィ
黒マントはどこ行った!?!
おい!多分そっちだぞ!
了解!!
水
逃げても逃げてもキリがない
そしていふくんとも会えない
向こうが僕達を仲間と捉えているのかは分からないが、一緒に追いかけられているのは確かだ
水
なにか方法は....
水
水
水
ストン....(膝を下ろす)
水
キンッ....
水
持ち上げてみると、それは釘だった
水
水
さっきの子に貰った板は、もともとただの走った目印に置こうと思ってただけだけど....
水
絶対に逃げてみせる
いふくんの"ただいま"を聞くために
sora
sora
sora
sora
sora
sora
(っ'ヮ'c)<バァァァァァァイィィィィィィバァァァァァァイ
138タップお疲れ様でしたᐠ( ᐛ )ᐟ (短くてごめん)